iPadOSの登場により、Bluetooth対応マウスが使えるようになったり、Appleから純正のトラックパッド搭載キーボードも登場し、さらに使えるデバイスになったiPad。そんなiPadでのMicrosoft Officeの利便性が向上するようです。米Microsoftは今後のアップデートで、Microsoft Word(ワード)とMicrosoft PowerPoint(パワーポイント)を同時に2つ並べて表示できるSplit Viewに対応するになると発表しました。
同じアプリを2つ並べて表示する機能はiPadOS 13で新たに加わった機能でした。昨年6月に開催されたAppleの開発者向け会議「WWDC 2019」でアップルのソフトウェアエンジニアリング担当上級副社長Craig Federighi (クレイグ・フェデリキ)氏は、ワードを2つ並べてこの機能を実演しました。iPadOS 13のリリースと同時に、MS Officeも同じアプリを2つ並べるSplit Viewに対応すると期待されていましたが、実際のところこれまで未対応でした。
米Microsoftは現地時間4月29日に、iPad上で複数のワードとパワーポイントを表示できるようになるとOffice Insiderにて発表しました。今回発表された新機能は、Appleが提供するiOSアプリのベータテスト用アプリTestFlightで試すことができます。
2つのワード文書やスライドを左右に並べることが可能になると、2つの資料を比較しながら作業を進めたり、いちいち画面を移動することなくコピー&ペーストができるので、作業効率向上が見込めそうです。なお、現時点では、この機能がいつ頃一般のユーザー用にリリースされるのか情報はありません。
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