「ニコチンがコロナ予防に効く」に根拠なし:デマには注意を

人々を感染の恐怖に震え上がらせている新型コロナウイルス。私たちは今、少ない情報を頼りに未知のウイルスに立ち向かおうとしている最中ですが、巷には信憑性のない噂も出回っています。専門家は、タバコのニコチンがコロナ予防に効くという情報の危険性を警告しました。

タバコに含まれるニコチン成分がコロナウイルスの予防に効果的という主張が、研究による検証・根拠が不足しているにもかかわらずいくつかの報道機関によって報告されています。今週の「ヘルス・フィードバック」によると、この仮説は4月下旬にFacebookで共有され不特定多者の手から手へ拡散されました。

タバコその他薬物も悪化リスク高める、専門家が警告

アメリカの国立薬物乱用研究所のノラ・ヴォルコウ博士は喫煙が人体にもたらす健康被害を示唆するとともに、タバコ・マリファナおよびその他の薬物使用についても「コロナウイルスで症状が悪化したり死亡したりするリスクが高まる」として警告しています。また、同博士はこの世界的なパンデミックが展開するにつれ、すでに薬物乱用による中毒障害にある人たちは感染した場合著しく影響を受ける可能性があるとも指摘しました。

そもそもこのような誤った情報が発信された背景には、2019年に中国で行われた別のウイルス臨床検査における特徴を引用したことがありました。「ニューイングランドジャーナルオブメディスン」の調査に基づくと、ウイルス発生初期に感染した中国の患者のうち12•6%が常習的な喫煙者であったことが判明しており、コロナウイルスに関する生存主要評価項目を満たさなかった患者の高い割合を喫煙者が占めているとのことです。

医療専門家たちは、喫煙が新型コロナウイルスを予防・制御できるといった全ての情報に対し潜在的な有害性を示唆しています。ニコチンにはコロナウイルスに限らずともあらゆる病気や感染症を防ぐ効果はなく、かえって健康を害するものとして警告を強めています。

デマや単なる噂ばなしに惑わされず、基本的な健康を守るために一人一人正しい知識を身につけることが大切です。

One Comment

  1. 匿名 Reply

    喫煙でコロナが重篤化するかどうかはともかく、コロナ感染者の喫煙者の割合を調べることによりニコチンのコロナ感染抑制効果を検証することは、良いことではないか。
    コロナと直接関係のない他の健康被害を引き合いにして、「デマだ」と決めつけるべきではない。

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