時計の中で動くW16気筒エンジン!ジェイコブ「ブガッティ・シロン 16シリンダー トゥールビヨン」

最高速度420km/hを発揮する美しき怪物スーパーカー「ブガッティ・シロン」を手に入れたいという夢を持ちながら、立ちはだかる3億円超という価格の壁に屈したあなたに朗報です。ブガッティ・シロンに搭載されているW16気筒エンジンを搭載したアメリカの高級時計メーカー「ジェイコブ(Jacob&Co.)」とのコラボのトゥールビヨン時計なら、なんとシロンの約10分の1のお値段で手に入れることができるのです。

ジェイコブは、1986年にニューヨークでジェイコブ・アラボ(Jacob Arabo)氏が立ち上げたジュエリーブランドで、2002年より時計のデザインを手掛け、2019年にはブガッティとパートナーシップを結びました。5つの時刻を表示する「ファイブタイムゾーンウォッチ」を代表とするジェイコブの時計は、斬新かつ繊細な時計として知られています。そんなジェイコブが、「エピックXクロノ」、「ツインターボ・フューリアス」に続く、ブガッティとのコラボ第3段としてインスタグラムで公表したのが、シロンのW16気筒エンジンを再現した「ブガッティ・シロン 16シリンダー トゥールビヨン(Bugatti Chiron 16 Cylinder Tourbillon)」です。

ステンレススチール製のピストンとクランクシャフトで、シロンのW16気筒クワッドターボエンジンを見事に再現した時計は、578個のパーツで構成されており、すべて職人による手作業で丹念に組み立てられています。ステンレススチール製のクランクシャフトは、時計製造の歴史の中で最も小さく、最も複雑な部品だそうで、ジェイコブによると、完成に1年を要するそうです。

ブガッティ・シロンのW16気筒クワッドターボエンジン

時計の外観もシロンにインスパイアされ、ケース上部にはブガッティの象徴的なホースシューグリルをモデルにしたデザインを採用し、ハンド(針)とショックアブソーバーがブガッティらしいブルーがアクセントになっています。ケースはチタン製で、風防とケースの上部と両側面にもサファイアクリスタルを採用し、内蔵されたW16気筒を様々な角度から存分に眺めることができます。

内蔵されたW16気筒は、もちろん1500hpの出力はなく、時計としての機能には関与していないギミックですが、なんとも素晴らしいギミック。ケースの底部に配置されたプッシュ式リューズを押すと、約20秒間エンジンが動きます。3回の「走行」後は、真ん中のリューズを回して、エンジンの充電が必要だそうです。60時間のパワーリザーブを備え、お値段は28万ドル(約3015万円)。3000万円以上の超高級時計でも、シロンの約10分の1と考えると、お値打ちかも?と思えてしまいそうなブガッティ・シロン 16シリンダー トゥールビヨンです。

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