グレーとブルーの色合い(主にブルー)は時計の出現以来、時計業界のトレンドカラーとなっています。しかし、ここ数年、“グリーン“が時計業界に新たな魅力を問いかけています。
ブルーのスーツ、ブルーのデニム、ブルーの時計は、それほど多くの人の目を引くものではありません。これらは、ファッションの観点から見れば、”こうあるべき”自然なものだからです。しかし、色違いのデニムやスーツ、時計を身につけた瞬間、あなたは話題の的になるでしょう。
最近注目を集めているグリーンは、時計職人にとってはそれほど決め手になる色ではありませんでした。しかし、軍事、自然、冒険を感じさせる色であるためか、これらのいずれかに影響を受けたり、愛着を持っている人の中で人気を集めています。
最近の需要を考慮して、一部のメーカーはグリーンモデル(エメラルド色のダイアル付き腕時計)を導入しています。これは、ストラップの色とペアになる場合とペアにならないものがあります。そんなグリーンモデルの時計の中でも最高級の3点を以下に紹介してみます。
2020 オメガ シーマスター アクアテラ 150M
2020年2月、オメガはシーマスター アクアテラ 150M (Seamaster Aqua Terra)コレクションの2つの新モデルを発表しました。カーキグリーンの41mmステンレススティールケースの時計で、裏蓋にはウェーブエッジデザインが施されています。グリーンの文字盤はサンブラッシュ仕上げで、水平のチーク模様が際立っています。
更にこの時計は、その名の通り150メートルの防水性能を備えています。6時位置に日付表示窓を備え、ロジウムメッキの針を備えています。オメガ独自のマスタークロノメーター・キャリバー8900を搭載しており、ポリッシュ仕上げのブレスレットで610,000円、同色のアリゲーターストラップで5,400ドル (約58.4万円 2020年3月30日現在)で販売されています。
ロレックス サブマリーナーデイト
頑丈で機能的なデザインのサブマリーナーは、瞬く間に時計業界のアイコンとなりました。そのデザインを元にロレックスは、40 mmオイスタースチールケーシングのサブマリーナー116610LVグリーンダイヤルモデルをリリースしました。回転式のスクラッチ耐性のあるセラミックベゼル、プラチナでコーティングされた数字と目盛りを備えた由緒ある時計です。
300m防水、ロレックス製キャリバー3135を搭載したサブマリーナーデイト(Submariner Date) は、約48時間のパワーリザーブを誇るパーペチュアル(自動巻)を搭載しています。987,800円で販売され、3時位置に日付表示窓が備えられています。
ベル&ロス BR V2-92 ミリタリーグリーン
ベル&ロスは、常識を超えたデザインと派手な技巧を得意としています。同社のヴィンテージコレクションにインスパイアされたよりシンプルなデザインは、今年2月にBR V2-92ミリタリーグリーンモデルとして登場しました。直径41 mmのステンレススチールの文字盤、双方向のベゼル、60分の目盛り、サファイアクリスタルのケースバックを備えたカーキ色の時計です。
100m防水性能を備えたこの腕時計は、グリーンのスーパールミノバ数字、インデックス、同様の時針と分針を備えています。お揃いのオリーブグリーンのキャンバスストラップは340,000円、スリーピースのリンクスチールブレスレットは380,000円 で販売されています。
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