Xbox新シリーズのGPUソースコードがハッキング被害に

2020年冬季発売予定のXboxの新シリーズ、Series XのGPUソースコードが何者かの手によって流出しました。

収益性と機密性の高いGPUソースコード

スマートフォンのARMプロセッサが、一部のPCに搭載されたCPUと同等に戦えるほど強力になったと考える人もいるかもしれません。しかし、ディスクリートグラフィックスのような特にパワーのあるコンピュータには、これらのモバイル・コンピュータはまだ手の届かないところにあります。そのため、収益性と機密性が非常に高いビジネスです。アドバンスト・マイクロ・デバイセズ社(以下AMD)の注目度の高いグラフィックス・プロセッシング・ユニット(以下GPU)のソースコードが流出したとすると、同社とインターネットが大騒ぎになっているのは当然のことです。

流出に対するAMDの対応

TorrentFreakは、このAMD GPUのソースコードが流出したとされる事件の経緯を説明しています。同社と関わりのない第三者が不正にコードを手に入れ、GitHubに投稿したという事実はさておき、この事件で流出したGPUソースコードはどのようなものだったのか、人々の興味を掻き立てています。AMDのRadeon RX 5000シリーズに使われているNavi GPUに加えて、Xbox Series Xで使われるとされるArden GPUのソースコードも含まれています。

リークが正確であるとは限りませんが、AMDはデジタル・ミレニアム著作権法(DMCA)を用いて事実確認をしています。同社はGitHubに対して、ハックされた疑惑のソースコードを公開している4つのリポジトリ(システム開発におけるデータの貯蔵庫)の削除を求めました。GitHubはこれに応じましたが、話はそれだけでは終わりませんでした。

ハッカーは1億ドルを要求

ハッカーはTorrentFreakに、もしソースコードの買い手がなければ、オンライン上にすべてを流出させると語っています。その計算の根拠は何も示されていませんが、ソースコードには1億ドル(約108億円 2020年3月31日現在)の価値があると考えているようです。

当然ですがAMDは、ハックされたソースコードについて過度に重く考えていません。盗まれたIPは、同社の競争力や製品のセキュリティにとって重要ではないとしています。もちろんこれは、ハッカーの述べていることは間違っていて、それに屈しないというハッカーへの挑戦でもあります。

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