Aston Martinの新3.0L V6ターボサウンドに耳を傾けよ:電動化と環境規制に適応

ハイパーカーにはデザインだけでなく、もっと多くのものが求められます。見栄えももちろん大切ですが、大地を蹴り上げる絶大なパワーと、心を躍らせる美しいサウンドも必要です。昨年のトラックデビューを含め、Aston Martin「Valhalla(ヴァルハラ)」を目にする機会は何度かありました。Aston Martinは、心臓部となるターボチャージャー付きV6エンジンを披露しています。

排気量3.0Lのこのエンジンは、Valhallaへの採用でデビューを飾りますが、最終的には他のラインナップにも搭載される予定だとAstonは述べています。同社によると、このエンジンは「Hot V(ホットV)」構成を採用しており、高出力の電動パワートレインや排出ガス規制に対応できるとのこと。Aston Martinのラインナップに搭載されるハイブリッド/プラグインハイブリッドのパワートレインの一部となる予定です。

エンジンのコードネームは「TM01」で、徹底的なダイノテストが行われてきました。下の映像では、エンジンとダイノテストの一部が映っており、この“獣”がどんな音を出すのか少しだけ教えてくれます。エンジンのHot V構成は、高いエンジン回転数と電動パワートレインの利点を組み合わせ、Valhallaにミッドマウントされることで極端なレベルで性能特性を発揮します。

もう少しじっくり聞かせてほしい、と悶えてしまう。Astonの焦らしのテクニック。

エンジンは、可能な限り重心を低くしているほか、安定した潤滑性能を実現するドライサンプ式を採用。3.0L V6は大排気量かつ高性能でありながら、Euro7のすべての排出ガス基準を満たすように設計されています。

Aston Martin社長兼グループCEOのAndy Palmer氏は、パワートレインへの投資について「困難な課題」だと述べています。ただ、彼の率いるチームは「困難に立ち向かった」とのこと。エンジンを発展させることは「我々の活動にとって不可欠」とし、開発への意欲を示しました。

パワートレインの開発というのは、私たちが想像するよりもはるかに難しいことなのでしょう。Aston Martinはつい最近まで資金難に喘いでいましたが、素晴らしいエンジンを作ることで、会社を再び躍進させてほしいものです。

林 汰久也

愛知県在住 28歳。ハウスメーカーの営業を経て、ITベンチャー企業のメディア事業に参画。現在は退職し、フリーのライターとして活動中。マツダRX-8、シトロエンC4を乗り継ぎ、現在は2010年式スバル フォレスターに落ち着く。

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