Apple が独自アンテナ開発中。iPhone 12に搭載

2020年秋の発売が予想され、5G通信に対応すると言われているiPhone 12ですが、Apple独自のアンテナが搭載されるうわさが出ています。情報は米ビジネスマガジンのFast Companyによるもので、Appleはミリ波に対応したアンテナの開発に取り組んでいるようです。なお、モデムに関してはQualcomm Snapdragon X55を搭載するようです。

AppleがQualcommのアンテナを採用したくない理由

AppleとQualcommと言えば、技術ライセンスをめぐり法廷で揉めていましたが、昨年に和解したことは記憶に新しいです。その後、5G通信に向けてQualcommが通信モジュールをAppleに提供することが決定しています。

今回の情報は、秋に発売されると言われているiPhone 12Apple独自開発のアンテナが搭載されるというものです。

AppleがQualcomm製のアンテナを採用しないのは、Qualcomm製のアンテナが大きすぎることが原因と言われています。Qualcommが昨年発表したQTM525は従来のアンテナよりも小さく、8mm未満のスマートフォンにも搭載できますが、それでもAppleが求める基準よりは大きいようです。確かに、iPhoneはスリムなデザインが人気の理由のひとつなので納得が行きます。

また、長く法廷闘争を繰り広げてきたQualcommにロイヤリティーを支払いたくないという意図もありそうです。

5Gアンテナの開発は難しい

Appleが現在開発中のアンテナが上手く行けば、Qualcomm製のモデムとApple製のアンテナが搭載されたiPhone 12が発売されることになります。ただし、アンテナの開発はかなり難易度が高いことが知られています。

2010年に発売したiPhone 4のアンテナ(Apple開発)に不具合が発生し、電波が途切れる問題があったことからも、開発の難しさがわかります。さらに、5Gのアンテナの開発ともなると、従来よりも高い周波数を取り扱うため開発の難易度はさらに高くなります。

iPhone 12はどうなる?

Apple独自のアンテナの開発は将来的に、純Apple製のモデムを作ることにつながります。さらに、AppleはIntelのモデム事業を買収しているので、開発にかなり力を入れていることがわかります。

もちろん、アンテナの開発が上手く行かないときに備えて、AppleはQualcomm製のモデムとアンテナを搭載したiPhone 12も計画しています。今年の秋に発売されるiPhone 12は薄くなるのか、それとも少し分厚くなるのか注目が集まります。

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