ボーイング社の民間航空機、2030年までにバイオ燃料のみ使用の目標を発表

ボーイング社は、同社の民間航空機が2030年までに持続可能なバイオ燃料100%で飛行する目標の設定を発表しました。これは、同社の航空機から排出される二酸化炭素を削減するための取り組みの一環です。ボーイング社によると、同社はすでに、石油ベースのジェット燃料を純粋なバイオ燃料に置き換えた航空機で試験飛行を行なっていると述べています。

フェデックスと共同でバイオ燃料100%のフライトを実施

同社は、いわゆる「気候変動という緊急の課題」に対処するための行動を起こしています。2008年にバイオ燃料テストを実施し、2011年に必要な承認を得るために、エンジンメーカー8社を含むメーカーやサプライヤーと協力してきました。ボーイング社とフェデックス社は2018年に100%バイオ燃料を使用する初の商業飛行を共同で実施しました。

そのフライトでは、バイオ燃料で満たされたフェデックス777の貨物機が使用されました。航空機業界は、2050年までに航空機からの二酸化炭素排出量を2005年比で50%削減することを公約していますが、これを達成するには、2050年以前に100%バイオ燃料で飛行できる必要があるとボーイングは述べています。

燃料に関する規制を変更することも計画

また、ボーイング社は、業界と顧客も気候変動への対処に取り組んでいると述べています。持続可能な航空燃料は、航空機からの二酸化炭素排出量を削減するための最も安全で測定可能な解決策だと、メーカーは述べています。また、規制当局、エンジンメーカー、その他の業界関係者と協力して、ボーイング社の航空機がバイオ燃料で飛行できるようにしています。最終的には、航空業界全体が持続可能なジェット燃料で運航できるようになります。

現在の規制では、ジェット燃料は通常のジェット燃料と半々の割合で混合することが義務付けられています。ボーイング社はまた、業界全体の規制機関と協力して、航空機が100%バイオ燃料で飛行できるように変更することを計画しています。アメリカのエネルギー省によると、持続可能な航空燃料は、燃料のライフサイクル全体で二酸化炭素排出量を最大80%削減し、将来的には100%の削減に達する可能性があるとのことです。

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