自宅待機が続く今だからこそ食事でできる新型コロナウイルス対策

連日感染者が増え続ける新型コロナウイルス。東京都をはじめとした大都市圏ではついに緊急事態宣言が発令され、オフィスワークから在宅ワークへと切り替えを行う企業も多く見られます。家にこもりっきりで気分が落ち込みがち…、ジムやサウナで汗を流せず『自粛太り』が心配…といった不安感を抱えている方、必見!こんな時だからこそ、食事から体質を見直してみてはいかがでしょうか。今回は、今すぐにでも意識して始められるウイルスに打ち勝つ『食事法』をご紹介します。

ウイルスに負けない免疫づくり

いくら自宅にいる時間が長くなったからといって、他人との接触を完全にシャットアウトするのは不可能ですよね。買い物には行かなくてはいけないし、オンラインで頼んだ宅配物を受け取ったり、ご家族の中に在宅ワークができない職業の方がいらっしゃったりするかもしれません。日本における緊急事態宣言は、海外のロックダウンとは異なり食料品やライフラインには何の制限もきたしません。焦ってカップラーメンや菓子パン類を買い占めたりせず、まずは健康的な食事から栄養を補給しましょう。東洋には、古くから『医食同源』という考え方があります。身体は、食べたものからしかつくられません。

一日三食、和定食を基本に献立を考えましょう。パンやパスタ、お菓子など、小麦粉に含まれるグルテンという成分は、過剰に摂取すると腸内環境を悪化させ依存症を引き起こすばかりか、免疫力低下に繋がります。主食はお米にするよう心がけましょう。玄米は白米よりもミネラル・ビタミン、食物繊維が豊富でおすすめです。ごはんと汁物、肉や魚のタンパク質、十分な野菜を摂取することが大切です。

昨今注目されている『腸活』に取り組みましょう。腸は、身体の中でも特に重要な役割を担っています。腸内環境が整えば、仮にウイルスを体内に取り込んでしまっても、それと戦う免疫力が期待できます。アルコールは消化の際、内臓に負担がかかるため、頻度を控えましょう。空腹状態でいきなり生野菜や冷たいものを食べることも、あまりお薦めできません。食事を始める時には、まずは温かいスープやお茶などで胃腸の消化液の分泌を促してください。納豆やキムチ、味噌、ヨーグルトなどの発酵食品は、腸内で善玉菌という細菌の活動を活発にしてくれるため、積極的な摂取を心がけてください。

脂は「避ける」ものではなく「選ぶ」もの

加工食品や添加物を可能な限り避け、脂っこいものではなく身体に良い脂質とは何か、を意識しましょう。安価なウインナーやハムなどの加工肉は、化学調味料や添加物が多く含まれており、手軽で美味しい反面、発癌性も指摘されるなど、ハイリスクな食べ物です。料理にいつもより時間をかけられるこの期間は、多少の手間を惜しまず、加工されていないものや脂の少ない部位を選ぶことをオススメします。しかし、脂質を制限しすぎないことがポイントです。自動車や機械に、定期的に油をさすことが必要なように、人間の身体も生命活動のために適切なオイルを選びましょう。揚げ物ではなく、鯖やサーモンなどの魚や、ナッツ類、アボカド、エゴマ油などから良質な脂質を取り入れてください。

生活リズムや運動習慣とともに以上に気を付けて、自宅にいながら、自宅にいるからこそできる、食による体質改善を行うことが、最も地道で効果的なコロナ対策かもしれません。自粛期間が終わり、好きなものを外食できる機会がまた来る日まで、自分の身体は自分で守りましょう。

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