アメリカで相次ぐ食品のリコール。ノロウイルスやリステリアを検出

アメリカで、先週末2日の間に2種類の食品がリコールされました。食中毒の危険がある食品が一般向けに販売されていたということです。

冷凍ベリー製品からノロウイルス検出

1つ目のリコールは、13日(金)に発表されました。冷凍ブラックベリー冷凍ミックスベリーから、ノロウイルスが検出されています。ノロウイルスは感染力が高く、乳幼児やお年寄りでは重症化することもあります。

リコールされた冷凍ベリーは、WinCo Foodsが自社ブランド「WinCoブランド」として販売していたもので、「ミックスベリー冷凍袋入り」16オンスと32オンス、「ブラックベリー冷凍袋入り」16オンス(製造者「Rader Farms」)です。

WinCo Foodsは、アイダホ、オレゴン、アリゾナ、ユタ、ネバダ、カリフォルニア、テキサス、ワシントン、モンタナ、オクラホマを含む複数の州でこれらを販売していました。

FDA(アメリカ食品医薬品局)のリストで、リコールされた商品のUPCコードが確認できます。FDAによれば、商品のサンプル検査でノロウイルスへの汚染が判明し、WinCo社への通知、そしてリコール発表となりました。

3月14日(土)の時点では、この冷凍ベリーを食べたことによる食中毒などの報告は挙がっていないということです。

加工エビを使ったお寿司からリステリア検出

2つ目のリコールは、14日(土)に発表されました。エビ(whiteleg shrimp)から、リステリアが検出されています。

リステリアは、感染すると、悪寒、発熱、筋肉痛などインフルエンザに似た症状や、ひどい場合には、敗血症や髄膜炎といった重篤な疾患となることがあります。特に、妊婦が感染すると、リステリアが胎盤や胎児へ感染し、流産や生まれた新生児に影響がでることがあり、注意が必要です。

リコールされたエビは、加熱されており、尾付きの加工済みお寿司として、アメリカのおよそ40州で広く販売されていました。スーパーやカフェテリア、企業のダイニングエリアなどで提供されていたということです。アメリカでもお寿司はすっかり定着しており、アメリカナイズされた、いわゆる「パック寿司」がスーパーなどで通常商品として販売されています。

エビの供給会社であるAFC Distributionは、リコールを発表し、これらのエビを含むお寿司を提供する店舗、カフェテリアなどに、商品の回収と廃棄をするよう勧めています。

現時点で、まだこの商品が出回っている可能性があり、また、購入者が冷蔵庫などで保管していることも考えられます。この商品が手元にある場合は、廃棄するか、購入場所に返品することが勧められています。

アメリカでは、新型コロナウイルスの感染拡大が広がり、13日に国家非常事態が宣言されたばかりです。医療機関の中には、この事態に悲鳴を上げているところもあり、このうえ集団食中毒などの感染症が発生することは、なんとしても避けたいところでしょう。

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