野菜中心の食事は腸内細菌を変化させ、心臓を守る事が明らかに

腸は第二の脳と呼ばれているのはよく聞くようになりましたが、われわれが普段摂っている食事が腸内微生物にどのような影響を与え、どのような種類の細菌が棲み、善玉菌や悪玉菌に変わると言うことは最近では広く知られています。ある種の細菌は、精神衛生から炎症体重、さらには心臓の健康まで、カラダのあらゆるものに良い変化を与える効果と関連しています。野菜中心の食事を摂るということは、心臓の健康を守る細菌を増やすのに役立つ可能性があることがわかっています。

この最新の研究は、『Journal of the American College of Cardiology』誌に発表され、野菜中心の食事を摂る事によって腸内細菌が心臓の健康に有益な可能性があることが詳しく述べられています。問題はTMAOと呼ばれる代謝物で、特に牛肉など赤身肉やその他の動物性食品を分解する腸内細菌によって生成されます。

この研究によると、TMAOは心臓病を発症し、心臓発作を起こすリスクの増加と関連があるという事を突き止めました。研究者らは、食事から動物性食品を排除するか、その量を大幅に減らすことで、腸内細菌に起因するTMAOも減少し、代謝物に関連するリスクの除去に役立つことがわかりました。

これは、過去に行われた研究「Nurses’ Health Study」に参加した女性看護師760人に、10年後の生活習慣の情報と血液サンプルを提供してもらった結果です。データを詳しく解析すると、この期間に冠動脈性心疾患を発症した女性は、血液中のTMAO量が多く、食事が不摂生で、BMIが高く、家族に心臓発作の経験がある人がいることがわかりました。

この調査期間中にTMAO値の上昇が顕著であった参加者は、冠動脈疾患を発症するリスクも67%高いことがわかりました。この研究の統括著者であるLu Qi医師は、「TMAOレベルの低下はCHDのリスクの抑える可能性があることを示しており、腸内マイクロバイオームは心臓病予防の新たな可能性であることを示唆している」と説明しています。

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