マイクロソフト、PCゲーム手数料引き下げ発表 価格は変わらず?開発者への配分88%へ

マイクロソフトは、Microsoft Storeにおけるゲーム販売の手数料、いわゆる「ストア税」を30%から12%に引き下げました。これにより、同ストアの手数料率はEpic Games Storeに匹敵するとともに、世界最大のPCゲームストアであるSteamを大きく下回ることになります。バルブ社のSteamプラットフォームでは現在、基本的な手数料率は30%に設定されており、大成功を収めたゲームには25%または20%への引き下げが適用されています。

ただし、はっきりさせておかなければいけないのは、購入者がゲームに支払う金額に必ずしも影響を与えるものではないということです。開発者が今回の引き下げを受け、ゲームの価格を下げられると判断すれば、安く購入できるようになる可能性はあります。しかし、今のところは、開発者(およびパブリッシャーなど)の売上が上がるだけです。

また、マイクロソフトは、コンソールのXboxについての手数料率引き下げは行っておらず、あくまでPCゲームのみが対象となります。Microsoft Storeでの手数料率引き下げは2021年8月1日から始まり、PCゲームの開発者への配分は、70%から最大88%へと移行します。

マイクロソフトのサラ・ボンドがLinkedInに投稿した記事の中で、同社はこの変更を「明確で、拘束力のない収益配分」と表現しています。

こうした手数料に関する動きは、Epic Games Storeとの競争による影響が大きいと考えられます。業界における開発者やゲームの扱い方、そしてそのゲームが販売されているストアから利益を得る方法が変わりつつあるようです。

また、マイクロソフトは、PC向けの「Xbox Game Pass」システムが、ユーザーのゲームプレイ時間の拡大と、プレイするゲームの数の増加に一定の成功を収めていると述べています。サラ・ボンドは「最近の調査」として、「Xbox Game Pass for PC」会員の90%以上が、「Game Passがなければ試さなかったであろうゲームをプレイした」と回答していることを挙げています。

林 汰久也

愛知県在住29歳/ハウスメーカーの営業を経て、IT系ベンチャーのメディア事業に参画。2020年よりフリーのライターとして活動開始/愛車遍歴:マツダ『RX-8』⇒シトロエン『C4』⇒スバル『フォレスター』&ホンダ『クロスカブ50』/ゲームはPS派だが、最近ゲーミングPCが欲しいと思っている。

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