BMWがマイルドハイブリッド搭載モデルを追加:3月から「3」シリーズにも拡大

最新の環境規制に対応するモデルを拡充

BMWによると、同社は電気自動車とプラグインハイブリッド車のラインアップを拡大する一方で、マイルドハイブリッド搭載モデルも増やす方向性を示しています。 昨今の欧州では、燃費の向上と排出ガスの削減が強く求められており、各自動車メーカーはこれらの目標を達成するために、電気自動車とハイブリッド車の両方の技術に頼らざるを得ない状況です。

厳しい基準を達成できなければ巨額の罰金が課せられるほか、ユーザーからの評価にも影響する。欧州で展開するメーカーにとって、厳しい環境規制への対応は喫緊の課題だ。

これまで上級モデルにのみ搭載されていた技術が、エントリーモデルにも広がりを見せています。 BMWのマイルドハイブリッド技術は、「5」シリーズで初めて導入されました(2019年11月)。今後は中型SUV の「X3」「X4」にも導入する計画です。

BMW「3」シリーズで最初にマイルドハイブリッドを搭載するのはセダンの「320d」で、欧州複合モード燃費25km/l、CO2排出量は107~105 g/kmに抑えています。最新の排出ガス規制「ユーロ6d」に対応しています。

BMWのマイルドハイブリッドは、ディーゼルエンジンに48Vのスターター/ジェネレーターを組み合わせ、最大11hpの追加出力を発揮します。動力アシストによりブーストをかけ、発進時や加速時のダイナミクスを向上させることも可能です。

この技術は、燃料消費量を低減するために、エンジンを可能な限り効率的に作動させるようサポートします。また必要に応じて、減速時にスターター/ジェネレーターからの回生エネルギーでバッテリーを充電することもできます。減速中は15km/h以下になるとエンジンを切り、無駄な燃料消費を抑えます。

ユーザーの選択肢を広げ足元を固める

BMWは2020年春から、「ユーロ6d」に適合する33車種の追加投入を行う予定です。これにより、BMWの各モデルは2021年に規制が実施される前に、規格に準拠することになります。また、BMW「1」シリーズにはドライブ・オプション、BMW「3」シリーズのセダンとツーリングには、エンジン・オプションが追加導入される予定で、小型~中型セグメントにおいてユーザーの選択肢が広がります。

欧州の自動車メーカーは一時期、環境規制に対応するためにディーゼルエンジン搭載車の拡充を積極的に進めていました。ところが、Volkswagenによる2015年の排出ガス不正問題を発端に、ディーゼルは信用を失い販売は低迷。メーカーは規制対応と需要の間で苦しみ続けています。BMWはディーゼルエンジンとハイブリッドの組み合わせをエントリーモデルに広げ、窮地からの脱却を図ります。

林 汰久也

愛知県在住 28歳。ハウスメーカーの営業を経て、ITベンチャー企業のメディア事業に参画。現在は退職し、フリーのライターとして活動中。マツダRX-8、シトロエンC4を乗り継ぎ、現在は2010年式スバル フォレスターに落ち着く。

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