COVID-19の影響によりGMがカーシェアリング事業「Maven」を閉鎖

米ゼネラルモーターズ(GM)は、コロナウイルスが大流行する中、カーシェアリングサービス「Maven(メイブン)」の事業を閉鎖すると発表しました。ゼネラルモーターズは2016年にMavenを立ち上げ、最近まで米国とカナダの7つの市場で運営していました。

他のサービスと同様に、Mavenは必要な時に車両を利用できるようにしており、フルタイムでリースや所有しなくてもカーライフを送れます。時間単位、日単位、月単位でレンタルすることができ、保険、燃料、その他の費用はすべて1つの料金にまとめられています。しかし、ライバルのカーシェアリング・プラットフォームとは異なり、MavenではGM車のオーナーが、ピア・ツー・ピアのシェアリングサービスの一環として、1時間単位または1日単位で車をシェアすることもできます。

さらに、Mavenは、LyftやUberなどのギグドライバー(単発ドライバー)にも、必要に応じて車を利用できるようにしていました。これまで同社のサービスは、ロサンゼルス、サンフランシスコ、サンディエゴ、デトロイト/アンアーバー、ボルチモア、ワシントンDC、トロントで利用可能でした。

しかし現在、GMの広報担当者が明かしたところによると、このサービスは完全に終了するとのことです。ゼネラルモーターズのグローバル・イノベーション担当副社長パメラ・フレッチャー(Pamela Fletcher)氏は、SlashGearへの声明の中で、「独自のカーシェアリング事業を運営することで、非常に貴重な見識を得ました。Mavenからの私たちの学びと開発は、GMが手掛ける他のビジネス分野の成長を促進し、利益をもたらすものとなるでしょう」と語っています。

Mavenのカーシェアリングサービスは、COVID-19の危機に際しすでに停止していましたが、再開する予定はないとの見解を示しました。また、ギグサービスの運営はすでに非常に限られたものになっていると、GMの広報担当者は明かしています。おそらく、こちらも縮小の一途をたどるでしょう。Mavenには現在、約23万人の会員がいて、1,400台の車両が登録されているとのこと。GMは顧客に直接連絡を取り、代替サービスを探すサポートを行う予定です。

サービス停止の具体的な時期は市場によって異なりますが、GMはこの夏の後半までにMavenが完全に終了すると予想。これは、COVID-19の影響を受けた地域における政府の規制が干渉しないことを前提としています。Mavenの資産とリソースは、GMの他の分野に移管され、新たな事業の基礎となる可能性があります。

そのなかには、GMの新しい車両サービスが含まれるかもしれませんが、今のところ、具体的にどのような内容になるのかは明言していません。新たなヴィジョンを見出すのはグローバル・イノベーション部門の責任であり、シェアード・モビリティ、EV、自動運転などを担当する部門の仕事でもあります。

林 汰久也

愛知県在住 28歳。ハウスメーカーの営業を経て、ITベンチャー企業のメディア事業に参画。現在は退職し、フリーのライターとして活動中。マツダRX-8、シトロエンC4を乗り継ぎ、現在は2010年式スバル フォレスターに落ち着く。

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