450馬力/650Nmのスープラ:マンハート「GR 450」発表

ドイツに拠点を置くマンハート・パフォーマンス(Manhart Performance)が、トヨタ「スープラGR」を過激にチューニングしたモデルを公開しました。この車両は「マンハート スープラGR 450」と呼ばれています。純正スープラからの最も大きな変更点の1つは、340馬力/500Nmのパワーを大幅に引き上げことです。

チューニング後のスペックは、最高出力450馬力/最大トルク650Nm。このパワーアップは、MHtronikパワーボックスやECUリマップ(ソフトウェア改良)、バルブコントロール付きのステンレス製リアサイレンサーなどを装備したことで得られました。また、エキゾーストパイプをブラック仕上げまたはカーボンファイバーから選べるようになっています。

また、輸出用の300セル触媒コンバーターや、マンハート製ダウンパイプなどのオプションも用意されています。モータースポーツ用として、触媒コンバーターなしのオプションも設定。エンジンのパワーアップとともに、H&R製のロワリングスプリングや、自社チューニングによるKWバリアント3 コイルオーバーサスペンションなどを採用し、ハンドリング向上も図っています。

ブラックボディにストライプを入れているほか、大経アルミホイール「コンケーブ・ワン(Concave One)」など、マンハートらしい装飾が施されています。このホイールはダイヤモンドポリッシュ仕上げで、サイズはフロントが9J×20、リアが10.5J×20。カラーは、グロッシーブラックとマットブラックの2色が用意されています。

タイヤサイズはフロントが265/30 ZR20、リアが285/30 ZR20です。また、マンハートによれば、エミュレーターコントロールモジュールも用意されているとのこと。このモジュールには、エキゾースト用の「デリートR(Delete-R)」と「バルブコントロール(Valve Control)」の2種類があります。ステアリングのボタンを操作してバルブを切り替え、エキゾーストサウンドを調整することが可能です。

マンハートは主にBMWをカスタムしており、昨年スープラの兄弟車である「Z4」のチューニングカーを発表しました。スープラのカスタムモデルは多く存在しますが、ドイツ流チューニングカーの世界も覗いてみたいものです。

林 汰久也

愛知県在住29歳/ハウスメーカーの営業を経て、IT系ベンチャーのメディア事業に参画。2020年よりフリーのライターとして活動開始/愛車遍歴:マツダ『RX-8』⇒シトロエン『C4』⇒スバル『フォレスター』&ホンダ『クロスカブ50』/ゲームはPS派だが、最近ゲーミングPCが欲しいと思っている。

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