創業者のレーシング・スピリットが生きる「McLaren Elva M1A」登場

昨年末、McLarenはフルオープンコックピットのスーパーカー「Elva(エルバ)」を発表。オプションのフロントガラス付きで169万ドル(約1億7千9百万円)とされています。そのElvaに特別なバージョンが登場しました。1964年のカナダ・スポーツカー・グランプリで最速を記録した超軽量モデル「M1A」にスローバックした特別なMSOバージョンです。

McLarenによると、新型「McLaren Elva M1A」 は2020年中に販売される予定です。ボディには、サイドシルやボンネットに沿って流れるマグネシウムシルバーのレースストライプがペイントされています。シルバーとブラックのボディに赤のピンストライプがアクセントになっています。フルカーボン製のボディに、創業者でありレーシングドライバーでもあるBruce McLaren氏のアイコンナンバーを模した「4」のグラフィックを描きこんでいます。

エクステリアは素晴らしく、インテリアにはボディで使われているカーボンが露出しています。Elvaは、M1Aへのスローバック以外は昨年11月に発表されたものと基本的には同じ車です。つまり、これまでMcLarenが世に送り出してきた市販モデルの中で、最も軽量ということです。デフォルトではフロントガラスが装備されていませんが、McLarenによれば、空気をドライバーの頭上に流すデザインのおかげで風の影響を受けづらく、ヘルメットはオプションになるとしています。ただし、オプションとしてフロントガラスを取り付けることもできます。

パワーユニットは、815馬力(ps)、590ポンド・フィート(800Nm)のトルクを発生する4.0L ツインターボV8エンジンを搭載。このエンジンは7速の無段変速機と組み合わされており、動力はすべて後輪に送られる後輪駆動方式を採用しました。停止状態から3秒以内で時速62マイル(96km/h)に達します。さらに、Elvaは時速200kmまでは6.7秒で到達するとのことで、これはサーキット前提で作られた「McLaren Senna」よりも速く、加速力に非常に優れているということになります。

サスペンションは電気油圧式。チタンキャリパーピストン付きのカーボンセラミックブレーキが標準です。価格は169万ドルからになる予定ですが、399台の限定生産とされています。電動化が進むスーパーカー市場において、このMcLaren Elva M1Aのようにエンジンを積んだモデルは今後確実に減っていきます。ご興味のある方はお早めに。

林 汰久也

愛知県在住 28歳。ハウスメーカーの営業を経て、ITベンチャー企業のメディア事業に参画。現在は退職し、フリーのライターとして活動中。マツダRX-8、シトロエンC4を乗り継ぎ、現在は2010年式スバル フォレスターに落ち着く。

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