米自動車大手2社、訴訟問題で和解 運転支援システム「クルーズ」の名称で

今年8月、フォードはGMに対し、「クルーズ」という言葉の商標権をめぐって訴訟を起こしました。この騒動は、フォードが自社の運転支援システムを「ブルークルーズ」と命名したことに端を発しています。

GMはすでに「スーパークルーズ」という運転支援システムを開発・販売しており、クルーズという言葉を独占的に使用する法的権利があると考えていました。一方、フォードは、クルーズコントロールを含む運転支援システムには何十年も前から「クルーズ」という言葉が使われていると指摘。米国を代表する自動車大手2社の訴訟問題へと発展しました。

そして今回、GMとフォードは、ブルークルーズの名称をめぐる訴訟の解決に向け合意を固めました。両社は裁判所に通知書を提出し、この問題に関するすべての請求および反訴を解決する手続きを進めていると伝えました。裁判官は、両社が60日以内に和解を完了することを条件に、訴訟を却下することに同意。現時点では、この和解案の詳細は明らかにされていません。

しかし、フォードの広報担当者は、今後もブルークルーズの名称を使い続けると述べています。これに対するGMのコメントは、フォードとの間で本件および関連する手続きを解決したというもののみ。それ以上の声明は出されていません。

世論的には、GMは「クルーズ」という言葉を商標登録するべきではなかったというフォードの主張に賛同する意見が多いようです。もしGMが敗訴して商標権が破棄されていたら、長年続けてきたマーケティングキャンペーンに支障をきたす可能性がありました。おそらく今回の和解では、GMとフォードがそれぞれクルーズの名称を使用し、通常通り事業を継続することになったのだと思われます。

林 汰久也

愛知県在住29歳/ハウスメーカーの営業を経て、IT系ベンチャーのメディア事業に参画。2020年よりフリーのライターとして活動開始/愛車遍歴:マツダ『RX-8』⇒シトロエン『C4』⇒スバル『フォレスター』&ホンダ『クロスカブ50』/ゲームはPS派だが、最近ゲーミングPCが欲しいと思っている。

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