フェラーリ『テスタロッサ』が現代に復活 V12エンジン搭載のレストモッド車両

フェラーリ『テスタロッサ』のレストモッドが発表されました。80年代を象徴するスーパーカーのデザインはほぼそのままに、改良されたV12エンジンは503馬力を発揮し、9,000rpmという驚異的な回転数を実現しています。

このレストモッド車は、スイスの自動車メーカー、オフィチーネ・フィオラバンティによるものです。同社は昨年5月、最高速度320km/hに達するテスタロッサを開発中であると発表し、このクルマの存在が初めて明らかになりました。最も重要なポイントは、やはりエンジンです。

バンク角180度の4.9L V型12気筒エンジンは、オリジナルのテスタロッサで385馬力を発揮します。リアに5速MTを搭載し、最高速度は290km/hでした。しかし、最新のエンジン内部構造を採用した結果、最高出力は503馬力に引き上げられました。

レストモッドのベースとなったのは、初期モデルの「モノスペッキオ」で、シングルミラーが特徴的です。フロントに17インチ、リアに18インチのホイールが装着されているだけで、ボディはすべてノーマル。しかし、その中身は大きく異なるもので、ブレンボ製のABS付きブレーキ、オーリンズ製の電子調整式ダンパー、ノーズリフトシステム、12段階のトラクションコントロールなどが装備されています。注目すべきは、こうした最新装備を追加しているにも関わらず、オリジナル車両よりも130kgの軽量化に成功したことです。

一方、インテリアにも現代的なアップデートが施されています。脆いプラスチック製のスイッチのほとんどがアルミニウム製になり、純正ラジオの代わりにApple CarPlayが標準装備された新しいオーディオシステムが採用されています。また、レトロなデザインの携帯電話も搭載しており、Bluetoothによりハンズフリー通話ができます。他にも、ブラウンレザー、USB-C充電ポート、豪華なラゲッジキットなどが標準装備されています。

このモデルの生産数や価格については不明です。しかし、大量に作られることはないでしょうし、とんでもない金額になるだろうということは想像がつきます。

林 汰久也

愛知県在住29歳/ハウスメーカーの営業を経て、IT系ベンチャーのメディア事業に参画。2020年よりフリーのライターとして活動開始/愛車遍歴:マツダ『RX-8』⇒シトロエン『C4』⇒スバル『フォレスター』&ホンダ『クロスカブ50』/ゲームはPS派だが、最近ゲーミングPCが欲しいと思っている。

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