アインシュタインの名言付き ロールス・ロイス「ファントム」に世界20台限定モデル登場

ロールス・ロイスは高級セダン『ファントム』の世界20台限定モデル「テンパス・コレクション」を発表しました。NASAの火星探査機「パーシビアランス」の火星着陸に合わせて登場したこのモデルは、華やかで神秘的な雰囲気を漂わせる特別な仕上がりとなっています。ただし、ビルドスロットはすでに埋まってしまっているようです。

ロールス・ロイスの最高経営責任者トルステン・ミュラー・オトヴェスは次のように述べています。

「ファントム・テンパスは、宇宙に居場所を求めて世界を形作る人々のためのモーターカーです。この1年に起きた出来事は、当社のお客様をはじめ、多くの人々に、自分たちの感覚や時間との関係を見直すきっかけとなりました」

ロールス・ロイス『ファントム・テンパス・コレクション』

ファントム・テンプルは20台すべて「宇宙の闇と神秘を体現」しているというカイロスブルー(Kairos Blue)の塗装が施されます。宝石のようなブルーの雲母フレークが輝いており、光に触れるとさまざまな濃淡を放ち、夜空を表現します。

ロールス・ロイスにふさわしく、ボンネットのスピリット・オブ・エクスタシーには、「お客様にとって特別な意味のある日付、場所、番号などをカスタムで刻印することができる」とのこと。また、ブラックのエクステリア・ディティールが謎めいた雰囲気を醸し出しています。

ロールス・ロイス『ファントム・テンパス・コレクション』

インテリアはドラマチックに仕上げられました。宇宙のパルサー(短い周期で電波を放射する電波天体)にインスパイアされた車内に一歩足を踏み入れると、まるで別世界にやってきたかのような感覚を覚えるかもしれません。煌びやかな照明と艶やかなトリミングが施され、これまでの『コア・ファントム』や『ファントム・イリディセント・オピュレンス』と同様にエキサイティングな超高級セダンとなっています。

「誰もが知っているように、時間は決して止まることなく、待ってはくれません。ファントム・テンパスでは、意図的に時計がないことからもわかるように、そのような制約がもはや適用されない空間を創り出しました。ロールス・ロイスのお客様は時間に縛られることなく、外の世界とそのプレッシャーや要求を忘れられます」(ミュラー・オトヴェス)

ロールス・ロイス『ファントム・テンパス・コレクション』

ファントム・テンパスでは、センターコンソールを飾る時計が省略されています。その代わりに、ダッシュボードには「フローズン・フロー・オブ・タイム」と呼ばれるギャラリーが設けられ、まるで時間が止まっているかのように見えます。このギャラリーは、1枚のアルミ板から削り出された100本の柱が、1億年というパルサーの回転周期を表現しています。

黒アルマイト処理されたアルミの柱は、できるだけ多くの光を反射するように手作業で研磨されています。ギャラリー全体が波打つような視覚効果を生み出します。また、グローブボックスを開けると、アルバート・アインシュタインの名言が刻まれたプレートがあります。

「The distinction between past, present, and future is only a stubbornly persistent illusion.(過去、現在、未来の区別はかたくなに信じ続けている幻想に過ぎない)」

スターライト・ヘッドライナーは特別仕様で、ドアの内張りには何百もの天体イルミネーションが施されています。また、手描きのパルサーアートが施されたシャンパンチェストも付属。内部には、フルート型のシャンパングラス4本、真珠貝のキャビアスプーン、サーマルフラスコが入っています。

ファントム・テンパスは、標準的な6.75L V12ツインターボエンジンを搭載し、563馬力、900Nmのトルクを発生します。星間ロケットほど速くはありませんが、0-97km/h加速は5.3秒と十分な加速力を誇ります。

林 汰久也

愛知県在住29歳/ハウスメーカーの営業を経て、IT系ベンチャーのメディア事業に参画。2020年よりフリーのライターとして活動開始/愛車遍歴:マツダ『RX-8』⇒シトロエン『C4』⇒スバル『フォレスター』&ホンダ『クロスカブ50』/ゲームはPS派だが、最近ゲーミングPCが欲しいと思っている。

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