バッテリーは交換式?台湾ゴゴロ、新型電動スクーター「VIVA MIX」発表

台湾の電動二輪車メーカー、Gogoro(ゴゴロ)が新型スマートスクーター『VIVA MIX』を発表しました。台湾で人気の高い125ccサイズをターゲットに、6kW水冷式電動モーターを搭載した電動スクーターです。最高速度90km/hに達し、市街地だけでなく郊外での使用にも適しています。

フル充電での航続距離は最大150km。バッテリーはGogoroの交換式システムを採用しており、充電時にはプラグを差し込むのではなく、最寄りのGoStation(台湾には現在2,000以上のGoStationがある)で充電済みのものと交換するだけです。Gogoroによれば、バッテリー交換の所要時間は約6秒だといいます。

Gogoro『VIVA MIX』

VIVA MIXの特徴は、まず3色で構成されたボディデザインです。このボディには再生可能なポリプロピレン(PP)を使用しており、塗装ではなくパネルそのものが着色されています。そのため、もし転倒したとしても傷が目立ちにくい作りとなっています。

また、VIVA MIXはGogoroのモデルで初めて「FLO DRIVE」システムを採用しました。低抵抗のヘリカルギアとカーボンファイバーベルトを使用し、耐久性とメンテナンス性を向上させながら、スムーズでレスポンスに優れたパワーを発揮するとのこと。騒音も従来のシステムより約40%軽減されています。

多くのスマートスクーターと同様に、多くの新技術が組み込まれています。例えば、スマートフォンの生体認証機能を使ってライダーを認識し、ロックを解除することができます。23.9Lのトランク(ヘルメットを収納するのに十分な大きさ)にはUSB充電ポートも備えているほか、シートは超防水素材で仕上げられています。雨天時には、滑りやすい路面でもトラクションを向上させるために設定を自動的に調整します。

残念ながら、現在は台湾のみの販売となっています。価格は、ホワイト、グレー、ブルーの3色から選べるVIVA MIX KEYLESSが63,980台湾ドル(24万円)から。エレクトリックブルー、レゲエブラウン、ファンクパープル、レコーディングレッド、コーラスホワイト、リズムグレーの4色から選べるVIVA MIX BELTが69,980台湾ドル(26万円)からです。また、ホワイトのみのVIVA BASICも59,980台湾ドル(22万円)から用意されています。

林 汰久也

愛知県在住29歳/ハウスメーカーの営業を経て、IT系ベンチャーのメディア事業に参画。2020年よりフリーのライターとして活動開始/愛車遍歴:マツダ『RX-8』⇒シトロエン『C4』⇒スバル『フォレスター』&ホンダ『クロスカブ50』/ゲームはPS派だが、最近ゲーミングPCが欲しいと思っている。

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