おそロシアの本格SUV、ついに米国上陸 UAZパトリオット

ロシアの自動車メーカー、UAZ(ワズ)の中型SUV『パトリオット』が米国で発売されることになりました。パトリオットは頑丈なオフロード車として2005年に登場し、シベリアをはじめとする過酷な環境で鍛えられてきました。どこか三菱『パジェロ』を彷彿とさせるタフなスタイリングが特徴的です。

米国では、主にトラックを取り扱うBremachという会社が『タオス(Taos)』の名で販売します。頑丈なボディオンフレームの4ドアSUVで、最低地上高210mm、35度のアプローチアングルを確保し、水深50cmに耐えうる渡河能力を誇ります。ロシアではファミリー向けとして普及する一方、軍や警察にも採用されています。

UAZ『パトリオット(米国仕様:タオス)』

2005年の登場以来、東欧諸国を中心に販売されてきましたが、今のところ大きな仕様変更は施されていません。米国仕様では、Bremachのエンブレムが装着されているほか、東欧仕様よりも高級感のある内装とし、装備も充実させています。

2.7L 4気筒エンジンを搭載し、150馬力を発生。駆動方式は四輪駆動で、GMの 6速ATと2速トランスファーケースを採用。MTもオプションで設定されています。電子機器や安全装備のほとんどは ボッシュ製です。

18インチのアロイホイール、フロント&リアパーキングセンサー、ヒーター付きフロントガラス&サイドミラーを標準装備。室内には、7インチのタッチスクリーン、LTE/Wi-Fiモデム、フロント&リアシートヒーター、冷蔵機能付きグローブボックスなどが採用されています。

部品のほとんどは米国外から輸入され、最終的な組み立てはロサンゼルスで行われます。2022年モデルのタオスの価格は26,405ドル(273万円)からで、5年/6万マイルの保証が付いています。納車開始は2021年内を予定。

林 汰久也

愛知県在住29歳/ハウスメーカーの営業を経て、IT系ベンチャーのメディア事業に参画。2020年よりフリーのライターとして活動開始/愛車遍歴:マツダ『RX-8』⇒シトロエン『C4』⇒スバル『フォレスター』&ホンダ『クロスカブ50』/ゲームはPS派だが、最近ゲーミングPCが欲しいと思っている。

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