スバルの米国部門は、2021年モデルのプラグイン・ハイブリッドSUV『クロストレック(日本名:XV)』の価格を発表しました。日本では導入されていないPHV仕様です。フロントマスクのデザインや、サスペンションのセッティングも異なります。
スバルのプラグイン・ハイブリッドパワートレイン「StarDrive」を搭載し、米EPAサイクルで38.2km/lの燃費を実現。EVモードで最大27kmの電気走行が可能とされています。
グレードはシンプルに一種類のみ設定され、今冬に北米の販売店に導入される予定です。フロントバンパーとフォグランプのデザインを一新したほか、ヘキサゴングリルにはシルバーメタリックのウイングとブルーのアクセントを添えています。
サスペンションシステムのコイルとダンパーも調整し、乗り心地とハンドリング、ステアリングレスポンスを向上させています。内燃機関は2.0L直噴ボクサーエンジン。全輪駆動とリニアトロニックCVTを組み合わせています。
スバルのプラグイン・ハイブリッドシステムの特徴は、発電用と駆動用に2基の電気モーターが搭載されている点です。一方はエンジンスターター/ジェネレーターとして機能し、バッテリーに電力を供給。もう一方はホイールを駆動するほか、減速時に回生エネルギーを回収する役割を担っています。
他のスバル車と同様に全輪駆動システムを採用し、Xモードとヒルディセントコントロールを搭載。220mmのグランドクリアランス(最低地上高)を確保し、オフロードでのパフォーマンスを向上させています。約450kgの牽引能力も有します。
また、スバルの運転支援システム「アイサイト」とコネクテッド技術「スターリンク」を搭載しています。オプションとして、ムーンルーフ、ステアリングヒーター、ナビ、8スピーカーのオーディオシステムも用意。価格は改良前から約200ドルアップの35,345ドル(367万円)から。
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