ヒュンダイ/キアに罰金 米当局、リコール対応「不適切」と指摘

NHTSA(米運輸省道路交通安全局)は27日、韓国ヒュンダイ(現代自動車)とキア(起亜自動車)との間で、エンジン不具合のリコールに関し合計で2億1,000 万ドル(218億円)の罰金を命じました。両社は160万台以上のリコールを適切に実施していなかったと指摘されています。

また、NHTSAによると、両社はリコールに関して適正な情報を報告していなかったといいます。罰金のほか、安全対策を強化するための措置として、キアは最高安全責任者(CSO)を長とする安全対策本部を設置。ヒュンダイは、安全性調査のための試験施設を米国に建設することで合意しました。

両社は、安全上の懸念を的確に検出できるよう新たにデータ分析プログラムを開発・実施することを約束。さらに、NHTSAに直接報告する独立した第三者監査人を雇用することになります。この監査人は、両社が安全対策の徹底や同意命令を遵守しているかどうかを評価するものです。

罰金について、ヒュンダイは1億4,000万ドル(145億円)の民事制裁金を科せられ、一時金として5,400万ドル(56億円)を支払うことになります。さらに、安全対策に4,000万ドル(41億円)を支出することでも合意。条件が満たされない場合には、さらに4,600万ドル(47億円)のペナルティが科されます。

一方、キアは7,000万ドル(72億円)の民事制裁金を科せられており、2,700万ドル(28億円)の一時金を支払うことになります。安全対策として1,600万ドル(16億円)の支出に合意しており、条件が満たされていない場合は2,700万ドルのペナルティが科されます。

問題となっているのは、2015年と2017年に実施された「シータ2」エンジンの不具合に関するリコールです。ただし、今回の同意命令では、同エンジンを搭載したヒュンダイ/キア車の出火問題は対象外となっています。NHTSAは現在、この出火問題について2019年から調査を続けています。

林 汰久也

愛知県在住28歳♂/ハウスメーカーの営業を経て、IT系ベンチャーのメディア事業に参画。その後退職し、2020年よりフリーの自動車ライターとして活動中/愛車遍歴はマツダ『RX-8』⇒シトロエン『C4』⇒スバル『フォレスター』(今ここ)/ゲームはPS派だが、最近ゲーミングPCが欲しいと思っている。

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