新興EVメーカーの米リビアンは11月中旬、新型「R1T」および「R1S」を発表し、同時に予約受注を開始しましたが、現時点で初期の予約枠は『完売』となっています。R1Tはピックアップトラック、R1SはフルサイズSUVで、両モデルとも同じプラットフォームを使用する完全電動モデルです。
価格はR1Tが75,000ドル(778万円)、R1Sが77,500ドル(804万円)。初期限定モデルの「ローンチ・エディション」には多数の上級装備のほか、グリーンの特別カラーも用意されていましたが、枠が埋まってしまったため、現在受付を終了しています。製造と納車開始は2021年を予定。
現在リビアンはコンフィギュレーターを公開しており、ディスプレイ上でカラーやアクセサリーなどを好きなようにカスタマイズできます。ピックアップトラックのR1Tでは、スライド式のミニキッチンやバッテリーで駆動するウォータータンク、調理用のIHコンロなどアウトドア志向の強い装備が多数設定されています。スノーピークの調理器具もラインナップ。
R1Tにのみ設定されている強化バッテリーは、10,000ドル(103万円)と決して安くはありませんが、航続距離は標準の約480kmから約645kmに向上します。航続距離は推定値で、公式の数値は来年夏の発売にあわせて発表されます。
初期限定モデル以外に、標準グレードの「エクスプローラー」や「アドベンチャー」もありますが、納車開始は2022年1月以降になると予想されています。そのころには、ライバルとなるモデルが複数登場しているはずです。
例えば、ベストセラーとなっているフォードのピックアップトラック「F-150」は、今後数年のうちに完全電動モデルが発売される予定です。一方、GMの新しいアルティウムバッテリーを搭載した電動ピックアップもシボレーから登場が予告されています。
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