ボルボの新車が次々と… 高さ30mから地面に真っ逆さま

高さ30mからクルマが真っ逆さまに落下し、地面に激突してボンネットが粉砕。そんな衝撃的な映像をボルボが公開しました。小型SUV「XC 40」などをクレーンに取り付け、空中に吊り上げたのちに落とすという一連の作業が映し出されていますが、これは衝突安全性のテストではありません。

このテストは、交通事故における救助訓練の一環です。救助隊員がどのような事故にも対応できるように、クレーンから落とされた車両を用いて衝突事故などをシミュレートしています。

空中から落下させることで、高速道路などにおける事故発生時の損傷を再現。ボルボによると、このような衝突事故が現実で発生すると、車内に残された乗員は危篤状態に陥る可能性が高いといいます。

最優先事項は、乗員をできるだけ早く車外に運び出して病院に搬送すること。救助隊は、金属を切断できる油圧式の装置を使用しますが、これは一般的に「ジョーズ・オブ・ライフ」と呼ばれています。

ボルボは長年、スウェーデンの救助隊と協力してきました。救助隊とボルボには、より安全な道路を作るという同じ目標があったといいます。救助訓練に新車を提供することで、最新のスチールを使用した車両からどのように救助を進めるか、技術を磨くことができます。中古車など古い車両は車体強度が低く、救出作業の難易度が実際とは大きく異なるためです。

ボルボは正面衝突だけでなく、側突などさまざまなシチュエーションを想定して、合計10台を訓練に使用しました。ボルボの新車が次々と破壊されていく映像は(事故の恐ろしさを知る上でも)一見の価値があります。

林 汰久也

愛知県在住 28歳。ハウスメーカーの営業を経て、ITベンチャー企業のメディア事業に参画。現在は退職し、フリーのライターとして活動中。マツダRX-8、シトロエンC4を乗り継ぎ、現在は2010年式スバル フォレスターに落ち着く。

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