0-200km/h加速は4.36秒!新型ブガッティ「ボライド」発表

ブガッティが誇る8.0L W16エンジンを搭載した新型「ボライド」が発表されました。「もし、とんでもなくパワフルかつ軽量なパフォーマンスカーを作ったらどうなるだろうか」という疑問に答える、最新のハイパースポーツカーです。

ブガッティ「ボライド」

機械的な美しさを持つ8.0Lエンジンは、「シロン」をはじめとするさまざまなハイパーカーに搭載されており、直線やコーナーでのスピード記録の更新に貢献してきました。しかし、ロケットのような加速力と同時に、豪華なキャビンと快適性を備えているため、軽快さは期待できませんでした。

新型ボライドはそれを覆すものです。現時点ではコンセプトモデルではありますが、可能な限りの軽量化を目指して設計されています。車重はわずか、1,240kg。最高出力1,825 馬力、最大トルク1,850Nmを発揮します。

ブガッティ「ボライド」

ブガッティのステファン・ヴィンケルマン社長によれば、「唯一の贅沢」は車内に2つのシートがあること。それ以外の部分は、重量を抑えるために可能な限り最小限のものにしています。また、各部品はFIAの安全基準に基づいて設計されています。

新開発の4つのターボチャージャーは、より高いブースト圧とパワーを得るためブレードを見直しています。オイルシステムとドライサンプ潤滑システムは再設計され、インタークーラーも最適化されました。

ブガッティ「ボライド」

ブガッティによると、吸排気系はデスロットル化されており、より速く、より自然なレスポンスが得られるといいます。重量は最大の敵とされ、細部にまで軽量化にこだわって設計。すべてのネジと締結部はチタン製に変更され、3Dプリントにより航空宇宙レベルの部品へと仕上げられています。

ブレーキにはセラミックディスクとコーティングを採用し、キャリパーはそれぞれ2.4kg以下、4本の鍛造マグネシウムホイールは31kg以下となっています。圧縮空気駆動ジャッキシステムにより、車体を素早く持ち上げ、センターロックホイールをレーススタイルで交換することができます。

ブガッティ「ボライド」

ルーフには吸気口スクープが備わっており、車速に応じてダイナミクスを変化させることが可能で、高速走行時には空気抵抗を10%、揚力を17%低減させます。ブガッティによれば、時速320kmで走行時、リアウイングで約1,800kg、フロントウイングで770kg以上のダウンフォースが期待できるとのこと。

ブガッティ「ボライド」

フロントエンドが一体化したカーボン製モノコックボディは、他のモデルと比較して低く、無駄のないものになっています。フロントガラスは切り詰められ、シロンよりもフラットに近い形状に。ドアを開くと、ポリカーボネート製のウィンドウ、モータースポーツ用ディスプレイ、調整可能なペダルと助手席のフットレストを備えた簡素なキャビンにアクセスできます。塗装されたのは全体の40%程度で、残りの部分はカーボンを露出させています。

ダイエットの成果については、数字を見れば明らかです。シミュレーションによると、0-97km/hはわずか2.17秒、0-200km/h加速は4.36秒。最高速度は500km/hを「はるかに上回る」とされています。ブガッティの試算によると、ル・マンを3分07秒1、ニュルブルクリンク・ノルドシュライフェを5分23秒1で周回できるとのこと。

ブガッティ「ボライド」

気になるのは量産されるかどうかですが、それはまだ決まっていないようです。反響があれば、限定生産のサーキット専用モデルとしてデビューするかもしれません。

林 汰久也

愛知県在住 28歳。ハウスメーカーの営業を経て、ITベンチャー企業のメディア事業に参画。現在は退職し、フリーのライターとして活動中。マツダRX-8、シトロエンC4を乗り継ぎ、現在は2010年式スバル フォレスターに落ち着く。

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