フィアットも観音開き!新型「500e 3+1 」発表 助手席側にドア追加

愛らしいフィアット「500」とEV仕様の「500e」は、北米では販売が振るわず生産終了となりました。しかし、2021年モデルとして再び導入される500eには、新たに小さなドアが追加されています。そう、マツダ「MX-30」のように観音開きとなっているのです。

新型フィアット「500e 3+1」

この新型「500e 3+1」は、フィアットのオリビエ・フランソワ社長がトリノのリンゴットにあるアートギャラリー「Pinacoteca Agnelli」で発表しました。イタリア車の魅力と実用性の両立を目指した、新感覚のチンクエチェントです。

追加された小さなドアは、マツダのMX-30と同じく反対方向に開きます。中央にはピラー(柱)がないので、子供や大人、ペットでも後部座席へのアクセスが容易です。観音開きとなっているのは助手席側(右側)だけで、運転席側(左側)は通常のシングルドアのままです。

新型フィアット「500e 3+1」

最も印象的なのは、小さなドアが500のデザインに巧みに組み込まれていることです。ドアを閉じればおなじみのフィアット500で、一目見ただけでは違いは分からないでしょう。フィアットによると、ドアの追加により重量が30kg増えたものの、ハンドリングや航続距離には影響を与えないといいます。

新型500e 3+1 は、北米で初期限定モデル「la Prima」がデビューします。3色の特別色(オニキスブラック、グラシエブルー、ローズゴールド)を用意し、LED ヘッドライト、ツートーンの17インチアルミホイール、クロームメッキの外装パーツ、エコレザーシート、360度の “ドローンビュー” パーキングセンサー等を装備します。

パワートレインとしては87kWの電気モーター、85kWhの急速充電器、11kWのモード3充電ケーブルを標準装備。その他のグレードとしては「パッション(Passion)」と「アイコン(Icon)」が設定されます。

パッションは、87kWの電気モーター(118馬力)と85kWの急速充電器を搭載しており、WLTPサイクルの航続距離は459kmとなっています。アイコンも同じ電気モーターと急速充電器を搭載していますが、インテリアが異なります。Uconnect 5を搭載した10.25インチの大型インフォテインメント・タッチスクリーン、16インチのアルミホイール、ボディカラー同色のダッシュボード、ビーガンをテーマにしたインテリアなどを採用。

新型フィアット「500e 3+1」

観音開きではない、通常の3ドアタイプも用意されています。ベースグレードの「アクション(Action)」は、70kWの電気モーターと23.8kWhのバッテリーを搭載し、0-97km/h加速は9.5 秒、最高速度135km/h、航続距離は最大241kmとなっています。

価格や日本導入については未確認ですが、コンパクトなボディサイズはそのままに使い勝手を向上させたモデルとして、新たなライフスタイルを提案してくれることでしょう。

林 汰久也

愛知県在住 28歳。ハウスメーカーの営業を経て、ITベンチャー企業のメディア事業に参画。現在は退職し、フリーのライターとして活動中。マツダRX-8、シトロエンC4を乗り継ぎ、現在は2010年式スバル フォレスターに落ち着く。

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