レトロな魅力がにじみ出るシトロエン「タイプHG」発売

1947年から1981年まで生産されたシトロエン「Hバン」や「タイプH」を知っている人は少ないでしょう。また、「タイプG」と呼ばれるタイプHの小型モデルを知っている人はもっと少ないはずです。タイプGは生産されることなく、1948年に計画が中止されています。

シトロエン「タイプHG」

2017年、カロッサリー・カセラーニ社はシトロエンの商用バン「ジャンピー/スペースツアラーバン」をタイプHのレトロなスタイリングにカスタムできるコンバージョンキットを発売。現代にタイプHが復活しました。高品質な樹脂パネルをジャンピーのボディに取り付けるだけで、大掛かりな改造は必要ありません。

そして今回、シトロエンとカロッサリー・カセラーニのコラボレーションにより「タイプHG」が誕生しました。オリジナルのタイプHとタイプGの汎用性・実用性を兼ね備えたバンです。ヴィンテージテイストがにじみ出る新型タイプHGには、さまざまなボディスタイルが用意される予定です。

シトロエン「タイプHG」

シトロエンによると、パネルバン(貨物用)、クルーキャブ(貨物+送迎)、パッセンジャーバン(送迎用)の3モデルをラインナップ。それぞれにエクストラ・スモール(XS)、ミディアム(M)、エクストラ・ラージ(XL)の3種類のボディが用意されるとのことです。

シトロエン「タイプHG」

パワートレインはディーゼルエンジンですが、50kWまたは75kWのバッテリーを搭載した電動モデルも設定されており、航続距離は前者が230km、後者330kmとなっています。

シトロエン「タイプHG」

オリジナルのシトロエン・タイプHは、日本にも1967年頃に少数が輸入され、主に移動販売車などに用いられてきました。今回のタイプHGの欧州販売価格は14,800ユーロ(約184万円)から。正規輸入は見込めませんが、こうしたレトロな外観の商用バンは日本でも需要はあるでしょう。ミツオカあたりがタウンエースなどをベースに開発してくれると面白くなりそうです。

林 汰久也

愛知県在住 28歳。ハウスメーカーの営業を経て、ITベンチャー企業のメディア事業に参画。現在は退職し、フリーのライターとして活動中。マツダRX-8、シトロエンC4を乗り継ぎ、現在は2010年式スバル フォレスターに落ち着く。

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