ホンダ「リッジライン」に大幅改良 タフで先進的なデザインに

北米で長年の人気を誇るホンダのピックアップトラック「リッジライン」が改良を受け、デザインと車載システムを刷新しました。リッジラインは2005年から販売されている中型のSUT(スポーツユーティリティトラック)で、2代目となる現行モデルは2016年に発売されました。今回の改良により、ワイルドな印象をより一層強めています。

ホンダ「リッジライン(Ridgeline)」 2021年モデル

フロントグリルには新たにスカラップ(貝殻のような半円の波形)デザインを採用したほか、メッキフレームをヘッドライトに突き刺すような形状に変更。現行モデルよりも視覚的な中心点が高くなり、力強さと先進性が表現されています。

ボンネットには新たに「パワーバルジ」が追加され、フェンダーもグリルにあわせてスクエアな形状に変更。左右のエアベントは、フロントタイヤの周りにエアカーテンを作り、空力性能を向上させます。

リアには、2本出しのエキゾーストパイプと新デザインのバンパーを採用。また、18インチホイールを標準装備し、より堅牢な印象を強めたほか、トレッド幅を20mm拡大することで、踏ん張り感のある姿勢を実現しています。

オプションのホンダ・パフォーマンス・ディベロップメント(HPD)パッケージを選ぶと、専用グリル、ブラックフェンダー、ブロンズカラーの新ホイールなどワイルドな装備を追加することができます。ほかにも、ユーティリティ、ファンクション、ファンクション+の3つのパッケージが用意されています。

ホンダ「リッジライン(Ridgeline)」 2021年モデル

パワートレインには直噴3.5L VTEC V6エンジン、9速ATを搭載。280馬力と355Nmのトルクを発揮します。「RTL-E」および「ブラック・エディション」グレードにはAWDが標準装備されますが、「スポーツ」と「RTL」には、i-VTM3トルクベクタリングAWDをオプションで選ぶことができます。

i-VTM3はトルクの70%をリアアクスルに送ることができ、さらに100%を左右の車輪に配分することができます。これを制御するのが、2WD車とAWD車に標準装備されているインテリジェント・トラクション・ダイナミクス・システムで、トラクションや走行状況に応じて自動的にトルク配分を調整します。AWD車では、雪道や泥、砂といった悪路に対応した走行モードが搭載されています。

ホンダ「リッジライン(Ridgeline)」 2021年モデル

インテリアでは、車載システムのアップグレードが行われ、ホンダのディスプレイオーディオ技術の最新バージョンが採用されました。ホンダによると、高精細のグラフィックと物理的な音量調整ノブが特徴だといいます。

シートには新素材のファブリックを採用し、コントラストステッチが施されています。先進安全装備として、アダプティブクルーズコントロール、レーンキーピングアシスト、衝突軽減ブレーキなどを含むホンダセンシングを標準装備。

ホンダ「リッジライン(Ridgeline)」 2021年モデル

変わらないのは、リッジラインのオーナーから人気の高い実用的な機能の数々です。最大積載量は1,580ポンド(約72kg)、牽引力は最大5,000ポンド(約2,300kg)、荷台の床下には206L分の収納スペースを確保。水洗い可能でロックもついています。

デュアル・アクション・テールゲートは、下向きまたは横向きに開くことができ、最大300ポンド(約14kg)の耐荷重を有します。荷台上の8か所の固定フックの耐荷重は、それぞれ350ポンド(約16kg)です。「RTL-E」以上のグレードに用意されているオプションとして、荷台をオーディオシステムに変えるエキサイターもあります。

ホンダ「リッジライン(Ridgeline)」 2021年モデル

車両価格は明かになっていませんが、北米での発売は来年を予定しています。

林 汰久也

愛知県在住 28歳。ハウスメーカーの営業を経て、ITベンチャー企業のメディア事業に参画。現在は退職し、フリーのライターとして活動中。マツダRX-8、シトロエンC4を乗り継ぎ、現在は2010年式スバル フォレスターに落ち着く。

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