デザインモンスター現る!ヒュンダイの小型SUV「ツーソン」 約260万円から

トヨタ「CH-R」や日産「キャシュカイ」などと海外で競合するヒュンダイのコンパクトSUV「ツーソン(Tucson)」の2022年モデルが公開されました。大幅な進化を遂げた最新の第4世代ツーソンは、好みの分かれそうな、攻めたデザインを採用。競争の激しいセグメントで生き残るために大きく舵を取りました。

Hyundai Tucson

新型ツーソンは、2019年のロサンゼルス・モーターショーで「ビジョンTコンセプト」として登場。現行モデルとは大きく異なるスタイリングが特徴的でした。ヒュンダイグループのトーマス・シェメラ副社長は次のように述べています。

「全く新しいツーソンは、デザイン、技術、パッケージング、パフォーマンスの印象的なブレンドを提供し、同セグメントにおける革新的なベンチマークを設定します」

Hyundai Tucson

新型は、先代モデルよりも全長・全幅ともに拡大されており、モデル史上で最も大きく、最も広い車内空間を持ちます。さまざまな需要にあわせるため、ショートホイールベースとロングホイールベースがリリースされています。北米市場では、全長4,630 mm、全幅1,865 mm、全高1,665 mmのロングホイールベース(2,755 mm)のみが導入されます。

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新型ツーソンの最大の特徴であるスタイリングを見てみましょう。ヒュンダイのデザイン信条である「Sensuous Sportiness」を体現したヘッドライトとデイタイムランニングライトは、パラメトリックなフロントグリルに組み込まれています。

デイタイムランニングライトは消灯時にはグリルと一体化し、点灯時にのみ姿を現すという視覚的なギミックが施されています。これがフロントマスクにユニークでモダンな印象を与えていることは間違いありません。

Hyundai Tucson

リアはフルワイドのテールランプとシャープなデザインを採用し、全体的にモダンなタッチに仕上げています。また、リアワイパーはリアスポイラーの下にすっきりと隠され、ヒュンダイのロゴはリアガラスに組み込まれています。

サイドは、曲線と直線を組み合わせたホイールアーチにより武骨さとエレガンスを演出し、ダイナミックなショルダーラインと完璧に調和しています。

Hyundai Tucson

大胆なデザインに加えてパワートレインの設定も一新され、PHEVとハイパフォーマンス仕様の「Nライン」を新たに用意。標準モデルは2.5L 4気筒ガソリンエンジンを搭載し、最高出力178馬力、最大トルク246Nmを発揮します。トランスミッションは8速AT。

PHEVでは、1.6L 4気筒ターボを搭載し、最高出力229馬力、最大トルク350Nmを発生。ガソリンモデルとは異なり、ハイブリッドモデルではCVT(無段変速機)を採用しています。前輪駆動が標準で、AWDも用意されています。

ハイパフォーマンスモデルのNラインもグローバルに展開される予定です。出力やエンジンサイズは明らかではありませんが、「ソナタ Nライン」の2.5L 直列4気筒ターボ(最高出力290馬力、最大トルク420Nm)の採用が期待されています。

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刺激の強いエクステリアとは裏腹に、インテリアは落ち着いています。ヒュンダイによると、ツーソンのインテリアレイアウトには3つの新技術が搭載されているとのこと。

まず、縦置きの10.25インチデュアルタッチスクリーンと、物理的なボタンのないナビゲーションディスプレイ。次に、マルチエアベンチレーションシステム。最後に、運転席にはフードレスのデジタルメーターを採用し、すっきりとしたモダンな雰囲気を演出しています。

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標準装備としては、Apple CarPlayとAndroid Auto、Bluetooth、ヒュンダイの「Car-to-home機能」(車内から家庭用スマート家電を制御可能)、ボイスコントロールなどが採用されています。

新型ツーソンは11月に北米でデビューを果たし、2021年半ばには納車が始まります。価格はまもなく発表されますが、ベースモデルの希望小売価格は25,000ドル(約260万円)からと予想されます。

林 汰久也

愛知県在住 28歳。ハウスメーカーの営業を経て、ITベンチャー企業のメディア事業に参画。現在は退職し、フリーのライターとして活動中。マツダRX-8、シトロエンC4を乗り継ぎ、現在は2010年式スバル フォレスターに落ち着く。

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