価格と燃費、信頼性で勝負 三菱「ミラージュ」新型を北米導入

三菱は、コンパクトカー「ミラージュ」に一部改良を施した2021年モデルを北米へ導入すると発表しました。三菱のブランドデザインであるダイナミックシールドを採用し、日本市場にもすでに導入されています。セダンタイプの「G4」と並んで、現在最も安価なクルマの1つとして認知されています。

三菱「ミラージュ」 2021年モデル

広大な北米大陸では、小型車(サブコンパクト)の需要は高くありません。トヨタも「ヤリス」の名でコンパクトカーを販売していますが、実態はマツダ「デミオ」のOEMです。最近ではホンダ「フィット」も北米からの撤退が発表されました。

消費者の需要は大型のピックアップトラックやクロスオーバー、多目的スポーツ車(SUV)にシフトしています。その中で、三菱ミラージュは安価で信頼性が高く、燃費の良いクルマとしてニッチを埋める存在となっています。

2014年北米導入時(左)から、徐々に顔つきがたくましくなってきた。

北米におけるミラージュおよびミラージュG4は、2014年に滑らかで丸みを帯びたスタイルで発売されました。最初の改良は2017年に行われ、フロントグリルの大型化とシャープなテイストが加えられました。

そして今回の改良に伴い、フロントマスクを刷新。従来よりもアグレッシブなルックスに変更しました。新形状のヘッドライトを採用し、「アウトランダー」や「エクリプスクロス」に見られるようなダイナミックシールドとなっています。

上位モデルではLEDヘッドライト、7.0インチの新型インフォテインメントシステム、Apple CarPlay/Android Auto接続機能が標準装備されています。安全面では、オートハイビーム、歩行者検知機能付き自動緊急ブレーキ、車線逸脱警報などが設定されました。

エンジンの変更はありません。1.2L自然吸気3気筒を引き続き搭載し、最高出力78馬力、最大トルク100Nmを発生。パワフルという言葉はとても似合いませんが、燃費についてはEPA(米環境保護庁)基準で市街地15.3km/l、郊外18.2km/lと評価されています。

ハイブリッドを除くガソリン車として、北米市場で最も燃費の良いクルマとなっています。また、5年/60,000マイルの基本保証と、10年/100,000マイルのパワートレイン保証も付いています。

トランスミッションは、日本とは異なり5速MTが標準です。価格は15,000ドル(160万円)前後、セダンのG4が16,000ドル(171万円)前後からとなっています。

林 汰久也

愛知県在住 28歳。ハウスメーカーの営業を経て、ITベンチャー企業のメディア事業に参画。現在は退職し、フリーのライターとして活動中。マツダRX-8、シトロエンC4を乗り継ぎ、現在は2010年式スバル フォレスターに落ち着く。

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