新型アウディSQ7/SQ8 500馬力のV8ガソリンエンジン搭載

アウディの新型SQ7とSQ8をご紹介します。両モデルがデビューしたことで、高性能SUVの世界はさらに面白くなりました。地味なQ7と派手なQ8の高性能な派生モデルであり、どちらも500馬力のパンチの効いたV8のガソリンエンジンを搭載しています。

Audi SQ7

ガソリンのV8が搭載されるのは今回が初めてです。

両SQモデルは昨年、欧州でアップデートを受けました。しかし、ボンネットの下に積まれているのはV8のディーゼルエンジン(TDI)のみ。429馬力と900Nmのトルクを発揮します。

どちらも約2.2トンの巨漢ですが、静止状態から時速97kmまで4.8秒で加速するほどの速さを持っていました。

新型SQ7/SQ8には、最高出力500馬力、770Nmのトルクを発生する4.0L V8ガソリンツインターボが標準装備されています。確かに、ディーゼルよりもトルクは少ないですが、最もスポーティーなRS Q8の800Nmに限りなく近づいています。

Audi SQ7

新しいV8のガソリンエンジンは、8速ATに組み合わされており、アウディのクワトロAWDによって4輪すべてを駆動します。シリンダーオンデマンド(COD)システムにより、8.2~8.3km/lの燃費を達成しているとのこと。

CODシステムとは、街乗りなど負荷の少ない状態で走行しているときに、8つあるシリンダーのうち4つを停止することで、燃費効率を向上させるものです。つまり、街中を走り回っている間はほとんど「V4」ということになります。

一方、2つのツインスクロールターボチャージャーは、エンジンの90度バンクに移設されています。これによりターボチャージャーとシリンダーバンク間のガス交換を最適化し、エンジンの背圧を大幅に低減しています。

さらに重要なのは、この設計により、アクセルレスポンスの向上を実現していることです。また、2モードのエキゾーストシステムを搭載しているため、壮大なV8の咆哮を楽しむことができます。

Audi V8 4.0 TFSI

もし、あなたがもっと活発な人間になりたいなら、SQ7かSQ8に乗れば4.3秒で時速97kmまで駆け上がることができます。最高速度は電子制御で時速250kmに制限されていますが、ドイツのアウトバーンでもない限り十分です。

両モデルともアダプティブエアサスペンションとリアホイールステアリングを搭載し、ハンドリングと操縦性を向上させています。低速域では後輪を前輪と逆方向に回転させ、旋回円を小さくします。高速走行時には後輪が前輪と同じ方向に回転することで、安定性を向上させます。

オプションの電気機械式ロールスタビライゼーション(EAWS)を装備すれば、コーナリング時のボディロールを効果的に抑制できます。2トンを超えるSUVで山道を攻めたい方は要チェックです。

あなたの予想通り、新型アウディSQ7/SQ8は決して安くはありません。SQ7は約86,000ドル(921万円)から、SQ8は89,995ドル(964万円)からです。

確かに高額だとは思いますが、RS6アバントやRS Q8の10万ドル(1,071万円)を超える販売価格と比較すると、少しお買い得感があります。

アウディによると、SQ7が先に発売され、SQ8は今年の秋の終わりごろになるといいます。

Audi SQ7

例によって日本導入は言及されていませんが、ガソリンモデルの追加により可能性は「若干」高まるのではないかと思います。

林 汰久也

愛知県在住 28歳。ハウスメーカーの営業を経て、ITベンチャー企業のメディア事業に参画。現在は退職し、フリーのライターとして活動中。マツダRX-8、シトロエンC4を乗り継ぎ、現在は2010年式スバル フォレスターに落ち着く。

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