米で自動運転技術を用いた無人の処方箋配達サービスが試験展開

世界中でコロナウイルスが大流行したことで、多くの人が日常生活に必要なものを手に入れる方法を再考することを余儀なくされています。パンデミックの間、食料品店や薬局への移動にもリスクが伴います。現時点で160万人以上の感染が確認されているアメリカでは、処方箋を手に入れようにも薬局に行くことは選択肢にはありません。そこで、自動運転の技術を用いてこの課題に立ち向かおうという動きが出てきています。

自動運転開発会社Nuroは、大手ドラッグチェーンのCVS Pharmacyと提携し、処方箋配達サービスを試験的に展開すると発表しました。同社の自動運転車は6月から、テキサス州ヒューストンの3つの郵便番号のエリアで、処方箋をはじめとする生活必需品を配達します。Nuroによると、それら必需品を自宅から離れずに手に入れられるということは、あらゆる生活層の人々にとってますます重要になってきているといいます。

また、アメリカ人の76%以上が現在、CVS Pharmacyの店舗から5マイル(8km)以内に住んでいるとのこと。同ドラッグチェーンは、毎日全国で450万人にサービスを提供しています。ヒューストンの試験地域内に住む顧客は、「CVS.com」または「CVS Mobile Pharmacy」アプリから注文をすることができるようになります。

自動配達オプションを選択した場合、トヨタ・プリウスを改造したNuroの自動配達車が3時間以内に指定の住所へ配達します。配達車から商品を受け取るには、ユーザーIDを提示してロックを解除する必要があります。このサービスは、試用期間中、無料で提供されます。

現在は自動運転技術を搭載したプリウスを使用していますが、最終的には「R2」と呼ばれる特注の配達ボットがサービスを行うようになるとのこと。試験がどのくらいの期間にわたって続くのか、また全国に展開されるのかどうかは不明です。

林 汰久也

愛知県在住 28歳。ハウスメーカーの営業を経て、ITベンチャー企業のメディア事業に参画。現在は退職し、フリーのライターとして活動中。マツダRX-8、シトロエンC4を乗り継ぎ、現在は2010年式スバル フォレスターに落ち着く。

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