高剛性を誇る新型アキュラ「TLX」の姿が明らかに!タイプSも復活

ホンダの海外向け高級車ブランド『アキュラ』が最新型のスポーツセダン「TLX」を発表しました。昨年公開された「タイプ S コンセプト」のデザインを踏襲し、アグレッシブなスタイリングを実現。ホンダの高性能モデルに与えられる「タイプ S」の称号復活にも注目です。

先代よりも全高が約15mm低く、ホイールベースも94mm長くなりワイド&ローに。アキュラ最新のダイヤモンド・ペンタゴングリルが採用されたほか、細部にまでこだわったデザインとなっています。ジュエルアイLEDヘッドランプはデイタイムランニングライトと組み合わされており、プロトタイプのレースカー「ARX-05」を想起させます。

高剛性ボディにパワフルなエンジンを搭載

新型TLXには、贅沢にも専用のプラットフォームが用意されました。また、フロントサスペンションがダブルウィッシュボーンに変更されただけでなく、可変ステアリングギアレシオ、NSX用に開発されたバイワイヤの電動サーボブレーキシステム、アダプティブ・ダンパーも用意されています。

ねじり剛性は50%もアップしており、NSXを除けば、アキュラがこれまでに販売してきた中で最も剛性の高いシャシーとなっています。大部分がアルミとプレス硬化鋼の組み合わせで、フロントバンパー、ボンネット、フロントフェンダー、フロントダンパーマウントはすべて軽量アルミ製です。

パワートレインは2種類。標準モデルでは、最高出力272馬力/最大トルク380Nmを発生する2.0L DOHCターボエンジンを搭載します。先代の2.4L 自然吸気に比べ、66馬力/133Nm向上しており、トルクに関しては3.5L V6よりも太くなりました。トランスミッションには、シーケンシャル・スポーツシフト付きの10速ATを備えます。

ハイパワーモデルには、3.0L 24バルブDOHC V6ツインターボエンジンを採用。具体的な数値は明らかになっていませんが、現行のV6よりもパワーアップしているはず。こちらはタイプ Sに搭載される予定です。

10年ぶりに復活を遂げるタイプ Sでは、グリルやフロントスプリッター、エアインテーク、リアスポイラー、リアディフューザーなどが変更され、アグレッシブな印象を強めます。20インチホイールのデザインも、タイプ S コンセプトで採用された10本スポークタイプと、NSXにインスパイアされたYスポークタイプの2種類を用意。

パワートレインには先述の3.0L V6エンジンに加えて、スーパー・ハンドリング・オール・ホイール・ドライブ(SH-AWD)が標準装備されます。また、専用色のタイガーアイパール(Tiger Eye Pearl)や、Aスペックでお馴染みのアペックスブルーパール(Apex Blue Pearl)も用意されています。

プレミアム感が向上したインテリア

インテリアも高級感と快適性を高めています。大型化に伴いスペースに余裕が生まれたほか、16ウェイの調整機構付きスポーツシートを装備。タイプ Sでは、本革巻きのステアリングホイールにパンチング加工やコントラストステッチが施されます。

ダッシュボード中央には10.2インチのHDディスプレイ、ドライバー正面には7インチのカラーディスプレイを搭載。4G LTEとWifiホットスポットに対応したAcuraLink、OTAアップデートや各種クラウドサービスも含まれています。アンビエントライトは24種類のカラーが用意され、好みに応じて選択できます。

安全・運転支援面では、低速追従機能付きアダプティブクルーズコントロール、交通標識認識機能などを含む「AcuraWatch」が全グレードに標準装備。助手席のエアバッグシステムも刷新し、衝突時に野球のキャッチャーミットのように頭部を包み込むよう設計されています。

価格については明らかになっていないものの、3万ドル(321万円)台半ばからと言われています。発売は今秋初めから。タイプ Sは2021年春ごろの発売になるとのことです。

林 汰久也

愛知県在住 27歳。ハウスメーカーの営業を経て、IT企業のメディア事業に参画。記事制作ディレクターとして店舗紹介記事などの制作に携わる。現在は退職し、フリーのライターとして活動中。

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