Ferrari、Aston Martinのパーツを使った「スーパーウォッチ」

もし、憧れの車を「身につける」ことができるとしたら?

腕時計はブランドやデザインで選ばれることが多いですが、使われている素材によってユーザーの心を惹きつけることもあります。では、高級スポーツカーのパーツが使われているとしたらどうでしょう?

車が好きな人は、同時に時計も好きという場合が多いのではないでしょうか(独断と偏見ですが)。車のエンジンと時計の歯車は仕組みが全く異なりますが、メカ好きの心を揺さぶるという点においては共通しているのかもしれません。

Longines、Omega、Franck Muller、Hublot、Seiko、Casio……これらは高級時計の一流ブランドとして名を知られていますが、多くの人にとって手の届きにくい存在です。今回は、車好きにとって注目すべきお手頃価格の腕時計を2本ご紹介します。

Fuoriserie(フオリセリエ)はオーストラリアに拠点を置く時計メーカーです。このブランドについて取り上げる理由は、そのデザインと持続可能性にあります。スーパーカーの部品を使ったインスピレーションが、この時計を特別なものにしているのです。

スーパーカーからスーパーウォッチへ

現在、「Ferrari 348TB」と「Aston Martin Rapide」のパーツを使った腕時計を300点用意しています。使われているのは廃車となった個体から回収された部品であり、サステナブルなものとなっています。

その一例が、1993年式 Ferrari 348TBのパーツで作られた、この「Rosso Red Watch」です。サイズは42mmで、ドアの鉄板を使用した文字盤、白いインデックス、ハンドルを模したロゴ、スピードメーターのようなトラックがついています。

限定モデルのRosso Redは150点のみとなっています。日本製ミヨタ203Aクォーツムーブメント、傷に強いK1ガラス、多層文字盤、本革ストラップのほか、専用ケースがついてきます。価格は豪ドルで$450、米ドルでは約$310、日本円にすると約3万4千円です。

Aston Martin 、今は何時?

2011年式 Aston Martin Rapideのパーツを用いた「Storm Black Watch」もあります。黒のボディを使用した文字盤に、ロゴやインデックスがグレーでプリントされています。クォーツのムーブメントも同じです。針は真鍮とアルミニウムを使用したハンドメイドです。

この2本の時計をひと目見ただけでは、高級車の部品が使われていることに気づかないでしょう。高級感があるものの主張しすぎないシンプルなデザインで、さまざまなシーンで使いやすそうな印象があります。普段何気なく着けている時計でも、実はFerrariやAston Martinの部品が使われているという、そのさり気ない喜びが味わえるアイテムではないでしょうか。

林 汰久也

愛知県在住29歳/ハウスメーカーの営業を経て、IT系ベンチャーのメディア事業に参画。2020年よりフリーのライターとして活動開始/愛車遍歴:マツダ『RX-8』⇒シトロエン『C4』⇒スバル『フォレスター』&ホンダ『クロスカブ50』/ゲームはPS派だが、最近ゲーミングPCが欲しいと思っている。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です