自宅に持ち帰った仕事は一人でできることもありますが、共同作業の多い仕事の場合、Eメールやチャットだけでは業務に支障が出ることも。在宅勤務者が増える今、顔を見ながらコミュニケーションが取れるビデオ会議サービスに注目が集まっています。サービスを提供する会社は複数ありますが、「リンクを送信するだけで始められる」こと以上に簡単なものはないでしょう。それはまさに、スカイプの新機能が約束していることです。
「使い捨て」もOK、機能はしっかり
スカイプには独自のビデオ通話機能があります。それは、「スラック」や「マイクロソフト チームズ」、そして物議をかもしている「ズーム」も同様です。しかし、スカイプを含めこれらのサービスを利用するためには、少なくともアカウントへのサインアップが必要です。中には、アプリをダウンロードする必要があるものもあります。1回限りの利用や、ビデオ通話を頻繁に使わない人にとっては、少し手順が面倒に感じるかもしれません。
スカイプの「Meet Now(ミートナウ)機能」は、アカウント登録やアプリのインストールといったものはありません。この機能は、言わば「使い捨て」のスカイプビデオ会議のようなものです。しかし、リンクは少なくとも30日間は持続します。URLリンクを発行し、会議出席者がそれをクリックすると、ウェブ上のスカイプか、携帯電話の場合はスカイプのアプリに移動します。
このようなシンプルな機能にもかかわらず、Meet Now機能にはスカイプの基本的な機能がいくつか搭載されています。通話を録画して後で見られるようにしたり、ビデオ会議に入る前に、自分が写る画面の背景をぼかすこともできるので、部屋が散らかっていてもストレスを感じることはありません。また、プレゼンテーションやデモンストレーションをする際に必要となる画面共有機能もあります。
「ズーム」に代わるか?
このスカイプの新機能がスタートするには、これ以上ない良いタイミングだったかもしれません。競合他社の「ズーム」では、複数のセキュリティ問題に直面しています。スカイプの手間のかからない(おそらく)安全なビデオ会議サービスは、ズームに代わる新たなツールになり得るのではないでしょうか。
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