BFCache : Chromeブラウザのもっさりが解消される日は遠くはない

Google Chromeは、おそらく世界で最も普及しているウェブブラウザです。その反面、特にメモリとバッテリーに関してリソースを多く消費すると知られています。また、タブの数やアクセスしたサイトの数が増えると、Chromeの動作がもっさりすると感じる人もいます。当然ながらGoogleはChromeブラウザを高速化するための対策を講じています。その最新の施策は、閲覧したページをブラウザのキャッシュに長く保存することで、読み込みを速くするというものです。

Back-Forward Cacheの概要

Googleはこの機能を「Back-Forward Cache(BFCache)」と呼んでいます。実はそこまで真新しい機能ではありません。この機能は、1月にリリースされたAndroid向けChromeバージョン88でローンチされました。この機能はWindows、Mac、Linuxにも数ヶ月後に導入される予定です。

BFCacheは、ユーザーがページから離れたり閉じたりした後も、そのページを少しの間だけ「生き返らせる」機能です。Androidでは、ユーザーが閉じたタブを元に戻したり、履歴をさかのぼったりすると、Webページが瞬時に読み込まれるようになります。モバイル端末では特に有用でしょう。帯域幅やデータ容量が限られているケースが多いからです。これにより通信量のコストと読み込み時間を大幅に削減できます。

デスクトップ版のChromeは順次アップデート

かたやデスクトップでは、モバイル端末にあるような制限が常に発生するわけではありません。ただ、コンテンツの再読み込みを待つことなく、履歴のページを行き来できるのは歓迎すべきポイントです。それだけでブラウザが速くなったように感じられるのであれば、たとえ裏で何か仕掛けをしていたとしても特に気にすることはないでしょう。

デスクトップ版ChromeのBFCacheはまだ実験的なもので、ブラウザのバージョン92から開始されます。ユーザーも開発者も、この機能を利用するために何もする必要はありません。これに並行して、Googleは、サイト運用者がサイトをさらに最適化するための方法も提供する予定です。また、Googleは、潜在的なセキュリティやパフォーマンスへの影響を防ぐために、キャッシュ内のページは凍結され、Javascriptは実行されないことを保証しています。

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