非営利組織MAPSは、PTSDの治療のためのMDMAの使用と治療法に関する複数の第2相臨床試験の長期結果を発表したが、その結果は良好であり、ほとんどの参加者が少なくとも1年間の治療期間の延長効果を経験したことがわかりました。なんと、ボランティアの半数以上は、 2か月後にもはやPTSDの診断基準を満たさなくなりました。
非営利団体のThe Multidisciplinary Association for Psychedelic Studies (MAPS) は、不安障害、大うつ病、PTSDなど、治療に抵抗性のある様々な精神衛生上の問題に対する治療薬として、特定の規制薬物の使用を調査しています。その結果、合成麻薬MDMAは特に注目している物質の一つだと言う事です。
過去の研究で、MDMAは、心理療法と組み合わせた場合、心的外傷後ストレス障害(PTSD)に苦しんでいる個人にメリットになる可能性があることが判明していますが、これは、多くの場合、非常にストレスの多い出来事が原因で、そういった問題を引き起こしています。
MAPSは今週発表した声明の中で、PTSDを患い、MDMAと精神療法を併用して治療を受けた参加者を対象とした長期追跡調査の結果を発表したと述べています。この非営利団体によると、このデータは計6件の第2相臨床試験から得られたもので、100人のボランティアのうち、56人が最終治療の2カ月後にPTSDの診断基準を満たさなくなりました。
1年経った時点では、100人の参加者のうち91人が面接を受け、そのうちの67人がもはやPTSDの基準を満たしていませんでした。これらの結果は長期的なもので、1件の研究では治療後の平均期間が3.8年でした。結果は良好との事ですが、第3相臨床試験はまだ終了していません。
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