ポルシェ「タイカン 4S」米国販売開始:EPA推定値も公開

先日、2020年モデル ポルシェ「タイカン 4S」の米国EPAによる公式の航続距離推定値が発表されました。結果、入門グレードのタイカン 4Sは、上位のタイカン ターボとほぼ同じ航続距離推定値であることが確認できました。4Sは1回の充電で203マイル(327km)、一方のターボは1回の充電で201マイル(323km)と評価されています。

公式EPA推定値と共に、販売が正式に開始されたことも明らかになりました。ただ、米国のEPAは、欧州の基準と比べても非常に厳しい数値が出やすいということは注目に値します。以前、タイカン ターボの航続距離推定値があまりにも低く発表されたため、ポルシェは直ちにイメージ回復に走り、外部の会社を雇って実際の航続距離の方が優れていることを証明しました。オートブログ(Autoblog)によると、ターボバージョン(実際のターボはおろか、内燃機関を持たない車にしてはおかしな名前ですが)の実社会でのテストでは、1回の充電で287マイル(462km)の航続距離を記録したとのこと。

ターボバージョンが実社会でより長い航続距離を達成できたので、4Sバージョンも同様に航続距離を伸ばすことができると考えられます。ただ、注意したい点が1つあります。203マイルというEPAの推定値は、買い手が6,580ドル(71万円)のオプション「パフォーマンス・バッテリー・プラス」を追加し、バッテリー容量を93.4kWhとすることが前提となっています。なお、標準のバッテリー容量は79.2kWhです。

EPAの推定よりも長く走れるどうかは別として、標準バッテリーを搭載したタイカン 4Sの航続距離は、より大きなバッテリーオプションを搭載した仕様よりも短くなるのは当然のこと。価格設定については、小型バッテリーを搭載したモデルは、105,150ドル(1,134万円)からと見込まれています。一方、大型バッテリーパックを装着した場合は、111,730ドル(1,205万円)となる予定です。

林 汰久也

愛知県在住 27歳。ハウスメーカーの営業を経て、IT企業のメディア事業に参画。記事制作ディレクターとして店舗紹介記事などの制作に携わる。現在は退職し、フリーのライターとして活動中。

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