これが日産の新コックピット:水平基調のデザインに横長ディスプレイ

多くの自動車メーカーが可能な限り大きなスクリーンを搭載しようと躍起になっている中、日産は異なるアプローチをとっています。日産が昨年発表した「アリア コンセプト」の内装において、大きなタブレット型ディスプレイを搭載するのではなく、先進性と実用性のバランスがとれたデザインを採用することにしたようです。タブレット型ディスプレイを使う代わりに、このEVクロスオーバーは湾曲した2画面ディスプレイを備えています。

日産曰く、このレイアウトは「Timeless Japanese Futurism(タイムレス・ジャパニーズ・フューチャリズム)」という新しいデザイン言語を反映しているとのこと。水平基調のデザインが、見た目だけのために選ばれたものではないことは明らかです。車を運転するとき、人間の目は自然と左右を見る、と日産のデザイナーは言います。ディスプレイが水平方向にレイアウトされていることで、人々はより多くの情報を吸収できるそうです。

人間の目で見やすいように情報を表示するだけでなく、より道路に近い安全な場所に配置されています。つまり、ドライバーは運転中に道路から目を離すことなく、画面に表示された情報を読み取ることができます。

アリア コンセプトは、ドライビングインフォメーションやメーター類を従来の車と同じ位置にセットするよう設計されています。同じディスプレイ内で、エンターテイメント情報、快適性のコントロール、およびシステムステータスは車内中央側に表示されます。どちらのスクリーンも、運転席と助手席の間をシームレスに流れるパネルに包まれています。

画面が2つあるにもかかわらず、両画面間で情報をスワイプさせて、まるで1つの画面のような感覚を演出することも可能です。ドライバーがルート案内や地図をハンドルの前にセットすることも可能で、必要に応じて、同じ情報を中央の画面に表示できます。

日産によると、このウェーブ構造は革新的で、メーターディスプレイとセンターディスプレイの両方に人間工学に基づいたレイアウトを採用しているといいます。これにより、視認性が向上するだけでなく、ドライバーのディスプレイ操作も容易になります。このアリア コンセプトに搭載されている革新的なディスプレイを開発するために、日産のデザインチームは何度も試行錯誤を繰り返したとのこと。シンプルなデザインゆえ飽きが来ない点も(つまらないというわけではなく)特徴で、SUVに限らず幅広い車種に対応できるでしょう。

林 汰久也

愛知県在住 28歳。ハウスメーカーの営業を経て、ITベンチャー企業のメディア事業に参画。現在は退職し、フリーのライターとして活動中。マツダRX-8、シトロエンC4を乗り継ぎ、現在は2010年式スバル フォレスターに落ち着く。

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