Porsche初のEVクロスオーバー「Taycan Cross Turismo」:大胆なロードマップも

Porscheが2台目の完全EV「Taycan Cross Turismo(タイカン クロスツーリスモ)」を発表。既存のTaycan EVにクロスオーバーの派生型を加えました。今モデルは、Teslaに対抗する3つのEVシリーズのうちの1つと言えます。Porscheブランドのファンにとってより親しみやすい名前を持つ、もう1つの完全EVの道を開くものとなります。

オリジナルのTaycanと同様に、PorscheはTaycan Cross Turismoに何が期待できるかを明らかにしています。2018年初め、当時まだ「Mission E」セダンとして知られていたものをクロスオーバー風に仕上げた「Mission E Cross Turismo」のプレビューを行いました。

クロスオーバーとワゴンタイプのPanamera Sport Turismoの中間に位置するMission E Cross Turismo。車高がやや高く、リアの傾斜が緩やかで、より高いドライブポジションと後部座席のヘッドクリアランスが確保されていました。

ジュネーブモーターショー2018で公開されたコンセプトカー「Mission E Cross Turismo」

2018年10月、Porscheはこのコンセプトカーを製品化することを発表しました。2019年のAnnual&Sustainability reportでは、Taycan Cross Turismoがいつリリースされるのか、最新情報を提供しています。どうやら今年の後半に向けて順調に進んでいるようです。

Porscheは「Taycan Cross Turismoは2020年後半を予定している。」と述べました。Taycanのデリバリーが始まったのが2019年の12月だったことを考えると、これはかなり積極的なロードマップと言えるでしょう。

Taycan Cross Turismoの正確な仕様は公開されていません。Porscheは最初にこのコンセプトを披露したとき、時速0~62マイル(100km/h)を3.5秒以内で達成でき、全輪駆動システムと、車高を調整できるアダプティブエアサスペンションシステムを標準で搭載することを示唆していました。現在のところ、Taycanと同じようなスペックが予想されますが、クロスオーバーであることを考えると、性能はやや落ちると思われます。

Taycan Cross Turismoに続くPorscheのクロスオーバーEV

TaycanとTaycan Cross Turismoに続くEVモデルは、Porscheファンにはおなじみの車名を冠することになっています。Porscheはすでに、次世代の「Macan(マカン)」がEVであることを認めており、2019年初頭には、この最も売れているコンパクトクロスオーバーに電動機構を採用する計画を発表していました。

Porscheは20日、この新しいEVクロスオーバーについて、「2020年初頭には生産ラインに乗る。」と発表。EVモデルを製造するために全面的に改装・拡大された、ライプツィヒの工場で生産される予定です。

これは非常に大胆な一歩と言えます。Macanは2019年にPorscheで最も売れた車で、世界中で約10万台が出荷されました。これは前年比16%増です。同社は「Macanの名を継ぐ次世代小型SUVも完全EVとなる。」と語っており、EVのラインナップが一気に厚みを増すことになります。

林 汰久也

愛知県在住 27歳。ハウスメーカーの営業を経て、IT企業のメディア事業に参画。記事制作ディレクターとして店舗紹介記事などの制作に携わる。現在は退職し、フリーのライターとして活動中。

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