Mercedes-Benzの電動商用バン「eVito」が欧州市場でデビュー

Mercedes-Benz(MB)といえば高級車のイメージが先行しがちですが、実は商用バンも長年生産してきました。Mercedesによると、新しい「Vito(ヴィトー)」および「eVito(イー・ヴィトー)」は、多様性、柔軟性、適切な価格設定などさまざまな長所を備えているといいます。どちらのモデルも2020年のイヤーチェンジとして全面的にアップデートされています。

「Vito」は日本の「ハイエース」と同様、欧州でさまざまな用途に使われてきた。

eVitoは、排出ガスの出ない電気自動車を必要とする企業や個人オーナーをターゲットとしており、高トルクの電気モーターと262マイル(約421km)の航続距離を有します。標準のVitoは、OM654系統の「効率的で強力な」4気筒ディーゼルエンジンを搭載。2020年モデル eVitoの最高出力は201馬力、標準バージョンのディーゼルは236馬力を発揮します。

どちらのバージョンもAirmaticエアサスペンションを備えており、アクティブブレーキアシストとMBのDistronicシステムにより安全性が向上しています。バックしやすいようにリアカメラを改良したほか、バックミラーもデジタル化。移動中のドライバーを楽しませるために、新しいインフォテインメントシステムを搭載しました。

内装にも改良を施し、シートカバーを一新したほか、ラジエーターグリルのデザインもユニークなものに。eVitoは、主に旅客輸送用に設計された、排出ガスの出ない乗り物です。Mercedesによると、この車はホテルの送迎バス、MPVタクシー、相乗りサービス車として利用できるといいます。商用とはいえ、他のバージョンとは確かに見た目が違いますね。

電動ドライブトレインは前輪のみに動力を供給し、コンパクトなユニット内にトランスミッション、冷却システム、パワーエレクトロニクスを搭載しています。エネルギーはリチウムイオンバッテリーに蓄えられます。

この電動商用バンは、家庭や公共の充電ステーションでAC充電器を使って充電することができます。Mercedesによると、急速充電ステーションを使えば10~80%を45分以内で充電できるとのこと。一方、ディーゼル搭載バージョンのVitoは、101馬力、134馬力、160馬力、189馬力の4種類のエンジンから選べるようになっています。

ボディの全長は202インチ(約5.1m)のベーシックタイプと、211インチ(約5.3m)のロングタイプの2種類を用意しています。ベンチシートや対面式シートを取り付けることも可能です。新しくなったMercedes Vitoは、少しだけゴージャスな「働くクルマ」といえますね。

林 汰久也

愛知県在住 28歳。ハウスメーカーの営業を経て、ITベンチャー企業のメディア事業に参画。現在は退職し、フリーのライターとして活動中。マツダRX-8、シトロエンC4を乗り継ぎ、現在は2010年式スバル フォレスターに落ち着く。

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