2020年モデルのランドローバーは死角なし

発表された2020年のランドローバー・ディフェンダーが米国で伝統的な名称になったのは、誰も驚かなかったです。新作のランドローバーが”どこへでも行ける”というオリジナルのコンセプトを踏襲しつつ、 新しいスタイルを取り入れたことが大きな反響を呼びました。また、従来の無骨ではあるが信頼できるサスペンションや駆動系部品、耐震のボディ・オン・フレーム構造を好む人を満足させる仕上がりになっています。

新作のランドローバーは従来のユーザーを満足させつつ、新規ユーザーを取り込む、より軽く、よりモダンで、より高機能な仕様になっています。エンジニアリングの部分については後で説明しますが、最初に主要な設計要素について説明します。

新型ディフェンダーはシンプル

新型のランドローバーの外見は個人的に90型と110型は大衆向けにデザインされていると感じました。確かに、従来の四角いデザインを望んでいる声が大きいことはわかりますが、新型のデザインもすぐに受け入れられると思います。

また、デザインチームが既存の製品であるイヴォークやヴェラールからデザインを流用しなかったことも特徴的でしょう。ジャガー・ランドローバーの設計責任者である Gerry McGovern 氏は「子供が描くことができるようなシンプルなデザインを意識しました」と語っていました。また、「設計やエンジニアリングの観点から、従来のランドローバーを意識しつつも、現代に合わせて新型のランドローバーをデザインしました」とも語っていました。

コンセプトは”どこでも行ける”

これは、来年に発売される予定である90型の101.9インチのホイールベースや、100型の119インチのホイールベース、そして4つのドアに見て取れます。そのデザインはバランスの取れたデザインを実現するために、比率が最適化されているだけでなく、ランドローバー・ディフェンダーの“どこへでも行ける”というコンセプトを体現しています。

McGovern 氏は「新型のディフェンダーはデザインとエンジニアリングの調和が取れている車のいい例でしょう」と付け加えていました。新型のディフェンダーは前輪と後輪が両側に向かって広がっていて、非常に短いオーバーハングになっています。これは、クーペやコンバーチブルカーにスポーティーな印象を持たせる仕組みですが、一方でよりよい室内や貨物スペースの効率化、そして“どこへでも行ける”というコンセプトを意味しています。車輪がぬかるみにはまっても、新型のディフェンダーなら乗り越えてくれるでしょう。

最も頑丈なボディ・オン・フレーム

新型ディフェンダーのアルミニウム製のボディ・オン・フレーム構造は従来のランドローバーのボディ・オン・フレーム設計よりも3倍の堅牢性を持っている構造を基に設計されています。米ジャガー・ランドローバー社の製造技術責任者である Mark Wilkinson 氏は「現代社会に適応したディフェンダーを設計することを目標にしました」と語りました。さらに、「私達は、これまでで最も頑丈で耐久性に優れたランドローバーを開発するために、挑戦的なテスト環境を整えました」と付け加えました。

新型ディフェンダーにはこれまでに開発された中で最も頑丈なD7xアルミニウムユニボディプラットフォームに、永久前輪駆動、前後完全独立サスペンション、2段階変速トランスファーボックスが搭載されています。そのため、新型ディフェンダーは非常に高性能なオフロードカーになっています。

2種類のエンジンから選択可能

新型ディフェンダーのエンジンはP300とP400の2種類を用意しています。P300は2.0リットルのターボチャージャー付き直列4気筒で296馬力が出ます。一方、P400は直列6気筒の3.0リットルターボチャージャーが付いているだけでなく、48ボルトのマイルドハイブリッドシステムを搭載した過給機も備えていて、ブレーキエネルギーを小さなリチウムイオンバッテリーパックに供給し、アイドリングストップを可能にしています。これらの要素を組み合わせると、395馬力と406ポンドフィートのトルクが得られるようになり、P400を搭載したディフェンダーは5.8秒ほどで時速100キロに達することになります。さらに、より正確で直線的なブレーキ圧縮を生成するブレーキバイワイヤシステムが新たに搭載されているので、より少ないボディピッチで優れた運動性を発揮しています。

4つのアクセサリパックを用意

購入を検討しているユーザーのために、ランドローバーは4つのアクセサリパックを公開しています。

  • Explorer Pack(ルーフラック,スペアホイールカバー,ホイールアーチプロテクション付属)
  • Adventure Pack(可搬式リンス装置、加圧水槽、一体型空気圧縮機付属)
  • Country Pack(スカッフプレート、ロードスペースパーティション付属)
  • Urban Pack(フロントアンダーシールド、スカッフプレート等付属)

選択肢がたくさんあるので、購入を検討しやすいと思います。

堅牢なコンピューターシステムを搭載

ディフェンダーに搭載されているコンピューターシステムは常時クラウド接続されていて、多層サイバーセキュリティシステムによって保護されています。Wilkinson 氏は「このシステムはさまざまな環境でテストされてきたが、まだ破られたことはないです」と自慢していました。また、このOSはスマートフォンのようなUIを持ち、フラットデザインのメニューでレスポンスも速いです。「私たちは操作の負担を減らすために熱心に取り組んでいます。また、タスクの90%はワンタッチで行うことができます」とWilkinson 氏は付け加えました。

ユーザーごとに選択できる内装の材質

また、内装に使われている素材はプラッシュレザーやカーペットではなく、実用的な材質になっています。新型のディフェンダーがSUVのコアユーザーをメインターゲットとしていることを考慮すると、理にかなっていると思います。それでも、ほとんどの時間を外で過ごすつもりのユーザーは、革製のシートや木材の内装を選択して究極のオフロードカーにすることも可能です。基本価格も$49,999前後と、そんなに高くはないと感じます。

Filipovic 氏は「基本的にどんなシーンでも利用できるようにする必要がありましたので、特定のユーザーをターゲットにするのではなく、さまざまなユーザーが利用できるように開発しました」と語りました。さらに、「新型のディフェンダーは荒くでこぼこした道も走破し、なおかつ豪華な究極のオフロードカーにすることができます」と締め括りました。

まとめ

まとめると、2020年のランドローバーは従来のコンセプトを踏襲しつつ、将来を見据えた自動車になっています。ランドローバーは過去の栄光にあぐらをかくことなく、現在のニーズをしっかりと確認して開発していることを証明しました。

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