メルセデス・ベンツ 最もお手頃なEVモデル「EQB」の米国販売価格を公表

メルセデスベンツは2022年モデル「EQB EV」の価格を公表しました。EQBは同社の7人乗りコンパクトSUV「GLB」のフル電動モデルで、メルセデスベンツのEVラインアップで最も廉価なモデルです。EQBは2022年夏に米国販売予定で、ベースモデルのEQB 300 4MATIC エクスクルーシブエディションは1050ドル(約14万円)の輸送費を含めた価格は56,800ドル(約750万円)です。

最も安いテスラである「モデル Y」のロングレンジの米国での販売価格は64,990ドル(約856万円)で、7人乗り仕様にした場合はプラス3,000ドル(約40万円)の約900万円と、EQBの方が250万円ほど安いことが分かります。

EQBのパフォーマンス、航続距離、装備

新型EQBはベースモデルとなる「EQB 300 4MATIC」と上位モデルの「EQB 350 4MATIC」の2つのモデル展開。EQB 300 4MATICは255hp、EQB 350 4MATICは288hpを発揮し、両モデルとも全輪駆動です。グレードはエクスクルーシブとピナクルの2つが用意され、エクスクルーシブではプレミアムサウンドシステム搭載、NFCペアリングのワイヤレス充電に対応、Keyless-Goパッケージを備えています。EQB 300 4MATICのエクスクルーシブグレードは56,800ドル(約750万円)、一方QB 350 4MATICのエクスクルーシブグレードは60,350ドル(約795万円)からです。ピナクルグレードはパノラミックルーフ、サラウンドビューカメラ、ハイエンドなBurmesterサラウンドオーディオシステムを搭載。価格はEQB 300が59,350ドル(約780万円)、EQB 350が61,400ドル(約810万円)からとなっています。

どちらも66.5kWhのバッテリーを標準装備し、航続距離はWTLPで260マイル(約418km)、US EPA評価で220~230マイル(約354~370km)です。テスラのモデルYは75kWhのバッテリーを搭載し、航続距離はUS EPA評価で314マイル(約505km)。スピードに関しては、メルセデスベンツはEQBのパフォーマンス数値を公表していませんが、こちらもモデルYに軍配が上がるとみられています。

先進安全機能と無料充電

EQBは、最近のメルセデスベンツではお馴染みとなったアクティブレーンキーピングアシスタント、ブラインドスポットアシスタント、自動ブレーキ機能付きのアクティブブレーキアシスタントなどを標準搭載。ブラックパネルのフロントグリル、LEDのフロントとリアライトを装備。10.25インチのスクリーンを2つ搭載し、最新世代のMBUXマルチメディアシステムを楽しむことができます。MBUXのARナビゲーションシステムにも対応し、AIが天気、地形、ドライビングスタイを考慮した最短の走行ルートの算出や、最適な充電ポイントの提案をします。

メルセデスベンツは、エレクトリファイアメリカと提携し、新型EQB購入者に購入から2年間、30分の充電を上限なく利用できる「Mercedes me Charge」を無料で提供。新型EQBの納入は、2022年の夏に開始予定です。

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