ポールスター 2023年モデル「Polestar 2」の航続距離延長と値上げを発表

ボルボ・カーズグループ傘下のPolestar(ポールスター)が2023年モデルPolestar 2の航続距離延長と価格上昇を発表しました。また、ポールスターは、既存のPolestar 2に向けても今後、数多くのソフトウェアアップデートがリリースされると約束しています。

2023年モデルのPolestar 2の標準ボディカラーは「マグネシウム」と呼ばれるホワイトに変更となり、オプションとして新たに、Polestar 1に採用されたメタリックブラック「Space(スペース)」とメタリックシェード「Jupiter(ジュピター)」の2色のボディカラーが追加されます。足回りには新たにデザインされた19インチのアロイホイールが標準装備され、20インチのアロイホイールがオプションとして用意されます。

インテリアでは、オプションのシートはライトグレー「Zinc(ジンク)」にライトアッシュウッドトリムが施されたBride of Weirのナッパレザーに変更となります 。シートベンチレーションはオプションシートのみという仕様に変更はありません。また、オプションのガラスルーフに、取り外し可能なメッシュの日よけシェードを装備することも可能になりました。

最低でも2,000ドルの値上がり

ポールスターの最も手頃なモデルとなる2023年モデルのPolestar 2 ロングレンジのシングルモーター仕様の価格は48,800ドル(約636万円)からと、2022年モデルに比べ約2,500ドル(約33万円)の値上がりです。航続距離は2022年モデルと変わらずEPA評価で270マイル(約435km)。

一方2023年モデルのポールスターの最も手頃なモデルとなる2023年モデルのPolestar 2 ロングレンジのデゥアルモーター仕様の価格は51,900ドル(約676万円)からと、2022年モデルに比べ約2,000ドル(約26万円)の値上がりです。航続距離はソフトウェアのアップデートにより2022年モデル比べ11マイル延び、EPA評価で260マイル(約418km)となっています。

オプションパッケージは機能追加で値上がり

オプションパッケージに新装備の追加と価格調整が実施されることが明らかになりました。Plus Pack(プラス・パック)には新しいキャビンエアフィルターと空気清浄センサーが追加され、価格は200ドル(約2万6千円)値上がりの4,200ドル(約55万円)に。新機能では車内外の空気の状態をセンタータッチスクリーン上で確認することができます。また、ヒートポンプも改良され、-7度から25度の範囲で作動するよりになりました。

Pilot Pack(パイロット・パック)も3,400ドル(約44万円)と、200ドルの価格上昇です。また、Polestar 2 デゥアルモーター仕様のみの用意となるPerformance Pack(パフォーマンス・パック)は、ソフトウェアアップグレードにより最高出力がプラス68hp、最高トルクが20Nmプラスされ、価格は5,500ドル(約72万円)と500ドル(約6万5千円)の値上がりです。

既存Polestar 2向けソフトウェアアップデート

ポールスターは他のEVメーカー同様にOTAと呼ばれるソフトウェアアップデートの提供の先駆者的存在です。今年後半にはPolestar 2のデュアルモーター及びシングルモーター向けソフトウェアアップデートに関する、価格も含めた詳細が発表される予定です。

ポールスターによるとソフトウェアの更新により、Polestar 2 デュアルモーター仕様の航続距離が11マイル(約18km)延長されるそうです。また、ヒートポンプの改良のソフトウェアアップデートも、同ハードウェアを搭載している車にOTAアップデートとしてリリースされる予定です。

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