フォード 限定車「フォードGT アラン・マン ヘリテージ・エディション」を発表、一時代の終わりを飾る

米フォードが「フォードGT アラン・マン ヘリテージ・エディション」を発表しました。2006年のデビュー以来、フォードGTのヘリテージ・エディションは、今回で7台目となります。  

フォードGTは2022年で生産終了が決定しており、今回発表されたアラン・マン ヘリテージ・エディションが最後のフォードGTヘリテージエディションになるかもしれません。

アラン・マン・レーシングは、1960年代のル・マンでフォードがフェラーリを圧倒するのに重要な役割を果たしたイギリスのレーシングチームです。1965年と1966年のル・マン24時間レースでは、GT40 Mk IIの軽量プロトタイプ(AM GT-1)とGT Mk Iをベースにした2号機を製作しました。いずれも優勝は逃しましたが、このプロトタイプは1966年にル・マンを制覇したGT Mk IIの開発に役立ちました。 

フォードGT アラン・マン ヘリテージ・エディションは、この2台のプロトタイプカーにオマージュを捧げたもので、アラン・マンレーシングの赤と金のトレードマークが施されています。アラン・マン・レーシングのディレクターであるヘンリー・マンは、「アラン・マン・レーシングとマン一族にとって、フォードGTのモータースポーツにおける壮大な遺産をこの素晴らしい限定車で祝えることは大変光栄なことです」と述べています。

レトロな雰囲気が漂う、ホワイトとゴールドの2色のレーシングストライプをルーフにあしらい、ホワイトのNo.16ラウンドラベルをドア、ボンネット、リアウィングの下側に配しています。フロントスプリッター、サイドシル、サイドミラー、エンジンルーバー、リアディフューザー、20インチホイールなどには、カーボンファイバーをふんだんに使用。さらに、赤と黒のブレンボ製ブレーキキャリパーと黒のラグナットも装備されています。

インテリアは、エボニーアルカンターラにゴールドとレッドのステッチ、レッドパドルシフター、ゴールドトリム、マットカーボンファイバーアクセントで華やかに彩られています。エンジンは。最高出力660hp、最大トルク550psを発生する3.5リットルV型6気筒ツインターボのEcoBoostエンジンを搭載。

フォードGTアラン・マン ヘリテージ・エディションは、来る2022年2月12日から21日に開催されるシカゴ・オートショーで正式にデビューする予定です。フォードはまだ生産台数や価格を明らかにしていませんが、「フォードGTの認定顧客 」のみに販売されると述べてます。ベース価格は50万ドル(5,780万円)からになると思われます。

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