キャデラック 2023年「エスカレード」に高性能「V」シリーズが登場

キャデラックは、2023年モデルのSUV「エスカレード」に高性能VシリーズをSUVとして初めて設定することを発表しました。エスカレードは、そのスケール、ラグジュアリーなキャビン、過剰なまでの装備で知られるエスカレードですが、Vシリーズはそんなエスカレードにパフォーマンスをプラスすることになります。

エスカレードVシリーズの詳細は、今年の春に明かされる予定ですが、それに先駆け、キャデラックはプリプロダクションモデルのビジュアルを公開しました。

Vシリーズはスピードだけじゃない

キャデラックは、「Vシリーズは、キャデラックのパフォーマンス、大胆で卓越したデザイン、そして革新的なテクノロジーの頂点を極めたクルマにのみ与えられる名称です」と約束しており、Vバッジモデルの実力を過小評価することはできません。

ここで、Vシリーズの歴史を振り返ってみましょう。Vシリーズは、キャデラックがメルセデスAMGやBMWのM部門に対抗するために設定され、2004年のキャデラックCTS-Vスポーツセダンからデビューしました。CTS-Vは、2003年公開の「マトリックス・リローデッド」で、ハイウェイを疾走するカーチェイスシーンに登場しました。2009年には、第2世代のVシリーズが発表されました。

キャデラックは、大型で高馬力のV型8気筒エンジンとマグネティックライドコントロールシステムを組み合わせ、ボタン一つでラグジュアリークルーザーからサーキットヒーローまでこなすセダンという、お馴染みの戦略を貫いたのです。しかし、2015年にATS-Vが登場するころには、その基準が広がっていました。Corvette C7の6.2リットルLT4 V型8気筒エンジンを搭載した3代目CTS-Vよりも小型で手頃な価格のATS-Vには、ツインターボV型6気筒エンジンが搭載されました。

キャデラックは、BMWやメルセデスが達成したことを再現しようと、「V」をより広いモデルに拡大し、通常モデルのよりスポーティなバージョンを示そうとしたのです。Vシリーズは、その登場から今日までに変化もありました。過去にはV-Sportトリムが登場し、そして消え去り、最近ではエントリーレベルのパフォーマンスオプションとして、CT5-VとCT4-VなどにVモデルが設定されています。

一方、Vシリーズの性能を極限まで高めたモデルとして、新たに「ブラックウィング」が加わりました。当初はキャデラックの新型ブラックウィングエンジンを指して「ブラックウィング」と称していましたが、その後拡大適用され、現在ではCT4-VとCT5-Vのブラックウィングが、それぞれ限定生産されています。

エスカレード Vシリーズへの期待 

2023年のエスカレードVシリーズでは、ブラックウィングのバッジが示すような飛躍的な性能向上ではなく、性能の進化が期待されています。5代目となる現行エスカレードは、6.2リットルV型8気筒エンジンを標準搭載し、最高出力420ps、最大トルク624Nmを発揮し、10速ATが標準装備されています。

Vシリーズでのアップグレードの可能性としては、CT5-VブラックウィングのV8をスーパーチャージャー化して600ps以上にすることが考えられます。その場合、パワーアップのバランスを取るために、ブレーキなど他のコンポーネントをアップグレードする必要があることは明らかですが、マグネティックライドサスペンションは、現在のエスカレードにすでに用意されています。

エクステリアでは、公開されたビジュアルから、キャデラックがエスカレードVシリーズをムーディーな雰囲気たっぷりに変身させたことが見て取れます。ブラックのメッシュグリルに変更され、クロームをほぼ使わず、グロスブラックのトリムが採用されています。フロントとリアのバンパー、サイドシルにも手が加えられ、ホイールもブラックアウトされています。

インテリアについては、キャデラックはさらに秘密主義を貫いています。ステアリングホイールには「V」のバッジが施され、他モデルのVシリーズと同様、カーボンファイバーやアルカンターラが贅沢に使用されているものと思われます。エスカレードはすでに、巨大な湾曲型ダッシュボードディスプレイと3列分の広々とした空間を提供しており、言うまでもなく、たくさんの高性能な装備が詰め込まれるでしょう。

2023年型エスカレードVシリーズの価格についても詳細情報を控えています。ちなみに、現行エスカレードの価格は、4WDプラチナトリムで109,000ドル(約1,250万円)からです。

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