幸運なピニンファリーナ『バッティスタ』の購入者は、近々、手に汗握るほどゴージャスな電動ハイパーカーを手にすることになるでしょう。ピニンファリーナは、ニューヨーク・シティにインスパイアされた「特別仕様」のバッティスタを公開しました。顧客向けに生産された最初の1台です。
バッティスタンのボディにはカーボンファイバーが使用されていますが、ある1人の顧客はブラック以外の色を希望していたようです。そこでピニンファリーナは、むき出しのカーボンファイバーボディに「アイコナブルー」を混合し、ミステリアスな雰囲気を醸し出す特注車を製作しました。
また、ウィンドウやドアシルにはレッドのアクセントが施されています。ハンドペイントのホワイトストライプ、センターロック付きのマットグレーホイール、ピニンファリーナのイルミネーションロゴ、アルマイト仕上げのバッジなども装備。そう、これは特定の顧客(名前などは明かされていない)に向けた車両なのです。
ベース価格が200万ドル(約2億2,000万円)のバッティスタは、ノーズからテールまで好みに合わせたカスタマイズが可能です。インテリアの画像は公開されていませんが、ブルーのアクセントを施したプレミアムブラックレザーのシート、ホワイトのシートベルト、そしてアルミニウムのトリムを多く採用しているとのこと。インテリアだけでも1億2800万通り以上の色や素材の組み合わせがあり、同じ車両は2つとありません。
また、カーボンファイバーの外観を好まない顧客向けに、56色のボディリアカラーが用意されていることや、エクステリアとインテリアのパッケージが豊富にあることも(一部の富裕層にとっては)嬉しいポイントです。
少量生産の電動ハイパーカー(150台限定)にしては、カスタマイズのオプションが少々過剰であることは否めません。しかし、バッティスタはピニンファリーナの将来を明示するモデルでもあります。4基の電気モーターを搭載し、最高出力1,874hp、最大トルク2,300Nmを発揮。0-97km/h加速は2秒以内、0-200km/h加速で6秒以内、最高速度350km/hを誇ります。
また、120kWhリマック製バッテリーを搭載し、1回のフル充電で500kmの航続距離を実現しています。2019年に初公開されたピニンファリーナは、今年後半に納車が開始される予定です。
この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。
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