2億円のハイパーEV『カルメン』 生産枠は19台、なのにカスタムは1,904通り!

スペインの高級車ブランドであるイスパノ・スイザは、電動ハイパフォーマンスカーの『カルメン』を自分の思い通りにカスタムできるコンフィギュレーター、「ユニーク・テーラーメイド」を公開しました。イスパノ・スイザによると、内外装やオプションなどの組み合わせは1,904通りに上り、カルメンを「唯一無二の芸術作品」に仕上げ、「ラグジュアリーの概念を最大限に高めて、ハイパーラックスのコンセプトを創出する」とされています。

カルメンの最大の特徴は、なんといっても1938年に登場したイスパノ・スイザ『H6Bデュボネットキセニア』を彷彿とさせる、息を呑むようなデザイン。80kWhのバッテリーを搭載し、リアに取り付けられた4基の電気モーター(後輪に2基ずつ配置)で最高出力1,000馬力、最大トルク1,160Nmを発生し、0-97km/h加速のタイムは2.6秒以下に達します。

イスパノ・スイザ『カルメン』

一方、スポーツ走行に焦点を当てた『カルメン・ブローニュ』は、標準モデルよりも60kg軽い車重を実現しているほか、出力は1,100馬力、トルクは1,600Nmという驚異的な数値に向上。最高速度は467km/hに達するとのこと。イスパノ・スイザは、モーター回転数をゼロから6,500rpmまで自在に操ることができ、航続距離は最大400km(両モデルともに同じ)を実現したとしています。

当然ながら生産台数は限定的で、標準のカルメンが14台のみ、高性能モデルのカルメン・ブローニュが5台のみとなっています。つまり、今回公開されたコンフィギュレーターでカスタムできる組み合わせの数は、製造する実車の約100倍ということになります。ちなみに、カルメンの価格は200万ドル(約2億1,700万円)からとなっています。

イスパノ・スイザ『カルメン』

イスパノ・スイザのデザイン責任者であるフランセスク・アレナスは、次のように述べています。

「ユニーク・テイラーメイド・プログラムにより、お客様ひとりひとりのためにオリジナルのカルメンを製作するという、最も多様な可能性を追求しました。この計19台のカルメンは、車輪のついた芸術作品、コレクターズアイテム、卓越したシンボルであり、わたし達は各オーナーがそれぞれの車両のカスタマイズ・プロセスに参加できるようにしたいと考えています」

ユニーク・テーラーメイドではまず、「エレガンス」、「ヘリテージ」、「スポーツ」の3つの主要構成ラインから選ぶことができます。そこから、グリル、ホイール、エアインテーク、ミラーなどの色や素材を選択します。インテリアでは、ステアリングホイール、ダッシュボード、シート表皮、フロアマットまでカスタマイズできます。

「わたし達は、購入者のニーズや要望を把握しているので、それに応じて車両のデザインを設定できるオンラインツールとカタログを開発しました。お客様には、夢のようなクルマに乗っていただきたいと思っています」とアレナスは語っています。

林 汰久也

愛知県在住29歳/ハウスメーカーの営業を経て、IT系ベンチャーのメディア事業に参画。2020年よりフリーのライターとして活動開始/愛車遍歴:マツダ『RX-8』⇒シトロエン『C4』⇒スバル『フォレスター』&ホンダ『クロスカブ50』/ゲームはPS派だが、最近ゲーミングPCが欲しいと思っている。

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