ホンダが北米で展開する高級車ブランドのアキュラは、最新モデルのスポーツセダン『TLX』に「タイプS」モデルを導入します。TLXタイプSは5月下旬から北米で発売され、価格は5万ドル台(546万円)前半からとなります。タイプSはホンダ車のスポーツ仕様につけられてきた名称で、13年ぶりの復活となります。
TLXタイプSは、昨年9月に発売された第2世代のアキュラTLXをベースにしています。タイプSには、3.0LのV6ターボエンジンが搭載され、最高出力355ps、最大トルク480Nmを発揮。これは、アキュラがこれまでに生産したタイプSモデルの中で最も強力なものです。性能などの詳細はまだ明かされていませんが、10速ATやブレンボ製4ピストンブレーキをフロントに標準搭載するなど、ダイナミクス向上に期待できる装備が採用されています。
サスペンションはフロントにダブルウィッシュボーンを装備し、タイプS専用のドライビングモード「Sport+」が用意されています。また、トルクベクタリング機能付きスーパーハンドリング四輪駆動システム(S-AWD)も標準装備。
ボディカラーは全6色で、新色としてタイガーアイパールが追加されました。ダイヤモンド・ペンタゴングリル、大型のクワッドエキゾースト、2種類のホイールオプションなど、標準モデルのTLXとは異なるエクステリアを備えています。ホイールオプションの1つは、スーパーカー『NSX』にインスパイアされた軽量ホイールに255シリーズのピレリP-Zeroサマータイヤを組み合わせたものです。
インテリアでは、ウルトラスエードを使用した16ウェイのパワーシート(アジャスタブルサイドボルスター付)や、「Type S」の刺繍が施されたヘッドレストなどを採用。次世代の助手席エアバッグをはじめとする、アキュラ最新の安全装備・運転支援システムも搭載されると予想されます。
さらなる詳細は5月の発売に近いタイミングで発表されます。
コメントを残す